UPDATE:2022.1.28
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おすすめアート系映画4選!
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最近またお家時間が増えてきて、家で映画を見る機会が増えた方も多いのではないでしょうか。
今回は個人的にオススメしたいアート系映画を紹介します!
草間彌生∞INFINITY
ジャンル:ドキュメンタリー映画『草間彌生∞INFINITY』予告
あらすじ
70年以上にわたる芸術活動の中で、独自の芸術を表現し続け、世界で最も有名な芸術家の1人となった草間彌生氏。第2次世界大戦下の日本で暮らした過去、芸術への情熱を理解されなかった家庭環境、芸術界における人種差別や性差別、自身の病など、数々の困難を乗り越えながら、絵画、彫刻、インスタレーション、パフォーマンスアート、詩や文学と様々な分野で輝かしい功績を残し、今もなお創作活動に全てを捧げる人生を送る彼女。幼少期からアメリカへ単身で渡るまで、そしてニューヨーク時代に苦悩しながら行った創作活動と、当時それらの作品が国内外でどのように評価されたのか、知られざる過去を捉えます。
引用元:Filmarks映画情報より
水玉やカボチャでおなじみ、長野県松本市出身の芸術家「草間彌生」さんの波乱万丈なアーティストとしての創作活動を紹介したドキュメンタリー映画です。
今でこそ世界的に有名な成功したアーティストの一人として評価されている草間彌生さんですが、女性であるがゆえに差別されたり、アイデアを他のアーティストに盗まれるなど、この映画を見ると今に至るまでには多くの苦難があったことがわかります。
当時は地元からも恥と批判された彼女ですが、現在の松本市美術館では彼女の巨大な作品を入り口に飾ったり、作品が常設展示されています。
様々な苦境を乗り越えて地元が誇るアーティストへと変わった草間彌生さん。
この映画を見終えて彼女の作品がより一層好きになりました。
ブリューゲルの動く絵
ジャンル:ドラマ/歴史映画『ブリューゲルの動く絵』予告編
あらすじ
16世紀のフランドル地方(現在のベルギー)の農村にいつも通りの朝が来る。仲睦まじい若夫婦は子牛を売りに出かける。切り立った岩山の上に立つ風車小屋の風車守の家族は小麦を挽く。長閑に見える村の人々の生活の一方で、支配者は異端者を残酷に迫害しており、若夫婦の夫は晒し者にされて殺される。村の様子をスケッチしていた画家のブリューゲルは、友人で美術品収集家である裕福な商人ヨンゲリンクから、この悲惨な様子を描けるかと挑戦的な問いを受ける。
引用元:Wikipediaより
ピーテル・ブリューゲルは16世紀の画家です。
彼の描いた作品は描写が細かく特徴的で印象に残り、かつ誰もが一度は目にしたことがあるものだと思いますが、特に「バベルの塔」が有名でしょうか。
この映画では彼が1564年に描いた絵画「ゴルゴダの丘への行進」が題材となっています。
内容は結構暗いので(冒頭から処刑シーンだったり)好みはわかれる作品かと思いますが、絵と映像の融合による映像の美しさや、絵を再現したシーンなどは見ごたえがあります。
また、実はブリューゲルの絵はよく見るとちょっと怖い意味が隠されているものも多いです。
この映画をきっかけに彼の作品に秘められた歴史や解釈などを学んでみるのも面白いかもしれません。
イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
ジャンル:ドキュメンタリー/クライム映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』予告編
あらすじ
アカデミー賞長編部門にノミネートされ話題となった覆面アーティスト・バンクシーの初監督ドキュメンタリー。バンクシーとの接触に成功した映像作家ティエリーだが、カメラをバンクシーに奪われ、アーティストに仕立て上げられていく。
引用元:Filmarks映画情報より
簡単にあらすじを説明すると「バンクシーの映画を撮ろうとしたら、逆にバンクシーに撮影された」映画です。
映像を撮影するのが好きだった映像作家の「ティエリー」は様々な路上アーティストと接触し、彼らが絵を描く場面を映像に収めていました。
やがて彼は奇跡的に覆面アーティストの「バンクシー」とも接触することに成功します。
さらにとある出来事がきっかけでバンクシーの信頼を得て、彼を撮影することを許されだけではなく、彼から「今まで撮影した映像で映画を作ってみては?」とアドバイスを受けることに。
喜んで映画を作ったティエリーは早速それをバンクシーに見せるも、バンクシーの反応はいまいちでした(その時のバンクシーのコメントが面白かったです)。
その後バンクシーは逆にティエリーの撮影を始めます。
そうしてできた映画がこの「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」というわけです。
ただの撮影好きだったティエリーがバンクシーと出会い、彼に惹かれてアドバイスを次々と実行していった結果に起きた出来事をバンクシーが皮肉も込めながら語っていくのがとても面白い映画でした。
勿論ただ面白いだけではなく、様々なストリートアーティストを制作の様子と共に知ることができたり、ストリートアートについて学べる作品です。
鑑定士と顔のない依頼人
ジャンル:ロマンス/ミステリー映画『鑑定士と顔のない依頼人』予告編
あらすじ
物語の始まりは、ある鑑定依頼。引き受けたのは、天才的鑑定眼をもち、世界中の美術品を仕切る一流オークショニア、ヴァージル・オールドマン。それは、資産家の両親が亡くなり、屋敷に遺された絵画や家具を査定してほしいという若い女性からの、ごくありふれた依頼のはずだった。 ところが──依頼人は嘘の口実を重ねて決して姿を現さない。ヴァージルは不審を抱きながらも、断ることが出来ない。なぜならその屋敷の床に、もしそれが本物なら歴史的発見となる、ある美術品の“一部”が転がっていたのだ。ヴァージルは密かに持ち帰った“一部”を調べると共に、依頼人の身辺を探るのだが、屋敷を訪れるたびに新たな謎と立ち向かうことになる。果たして奇妙な鑑定依頼の本当の目的とは──?
引用元:Filmarks映画情報より
この映画はミステリーなので細かく感想を書けないのですが(ネタバレになってしまうので…)、個人的には結末含めてとても楽しませていただきました。
ただ、賛否両論ある結末の映画です。
しかし賛否ある結末は抜きにしても様々な芸術品が映されたり、膨大な美術品のコレクションルームなどは「いいな~」と思わずにはいられないなど、アート好きなら楽しめると思います。驚く結末のミステリーと共に楽しんでもらいたい映画です。