UPDATE:2023.3.2
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AIチャットボットと検索エンジンについて【ChatGPT、Bard、Bing AIチャット】
最近はAIチャットボットの「ChatGPT」が何かと話題です。弊社ブログでも「ChatGPT」の話を目にします。
ChatGPTの登場で クリエイティブ業界に激震が走る!
【chatGPTが賢すぎる!】クリエイターはこの世から消えるのか?
一方でGoogleも「ChatGPT」同様の「Bard」というAIチャットボットを開発していると発表しました。
An important next step on our AI journey
2023年2月27日の記事執筆時点ではまだ一般公開されていませんが、
一部テスターによってテスト中のようです。
また、Googleは「ChatGPT」の発表で「Bard」の開発を急いだといいます。
GoogleがAIチャットボットの開発を急いだのには、
『ChatGPTなどのAIチャットボットが検索エンジンに影響を与えるのは必至』
という危機感があったからとのこと。
さらに検索エンジンのBingもAIチャット機能を搭載。
検索エンジンとAIチャットの関係は切っても切れないものになってきました。
というわけで、今回はAIチャットとWEBの関係についてをお話したいと思います。
1.AIが書いた記事はSEO的にどうなるのか
たとえばAIが書いた記事はSEOにどのような影響を与えるか、気になる方も多いのではないでしょうか。
Googleは「AI 生成コンテンツに関する Google検索のガイダンス」という記事を発表しています。
その中でGoogleは以下のようなことを説明しています。
・制作方法を問わず高品質のコンテンツを評価
∟人間が書いたものでもAIが生成したものでも、
等しく高品質のコンテンツ(ユーザーにとって有益となる内容)を評価する。
GoogleはAIによる記事の生成を禁止していません。
Googleは今までと変わらず「高品質のコンテンツ」を検索の上位に載せると記事には書かれています。
つまりユーザーにとって有益となる正しい情報は人間が書いたものであろうとAIが生成したものであろうと、
Googleは同様に評価して検索の上位に選ぶ可能性があるということです。
しかし現時点での「ChatGPT」の回答は一見すると優秀なものですが、
明らかに事実と異なる内容を回答することもあります。
もしも発信する内容をAIに任せる場合は、
その情報が間違ったものではないかを確認してから発信しましょう。
人間かAIかを問わず、
情報はユーザー第一のものを発信していくという姿勢が大切ですね。
2.AIチャットボットが検索エンジンに代わる可能性
AIチャットボットは質問に対して回答を返します。
これは検索エンジンの代用になりえるのではないかと、そう考える人も多いです。
ですが、1で書いたように現時点でのAIチャットボットの回答は間違っている可能性があります。
もちろん検索エンジンで検索した結果に表示される内容も間違っている可能性がありますが、
Googleは間違った情報を極力検索の上位に載せないようにしています。
しかしAIチャットボットは間違った情報も正しいものであるかのように回答することがあります。
いつかはAIも情報の間違いに気づき学習するのかもしれませんが、
現段階ではAIチャットボットが検索エンジンの代わりを完全にこなすのは難しいかもしれません。
ただ、AIが学習を進めていった結果、検索エンジンに代わる存在となる可能性はあるでしょう。
どのようにAIチャットボットが成長していくか、
私もWEBに携わる立場として今後も常に情報をチェックしていきたい思います。
3.まとめ
・AIが書いた記事でも、それが正しい内容を発信するものであればGoogleは評価する。・AIチャットボットが検索エンジンの代わりとなる可能性もない訳ではないが、
現時点では間違った情報を回答してくるという問題がある。
今後AIチャットボットがどのように成長するか、
そしてIT社会にどのような影響を与えていくのか、大変気になるところです。
▼こちらの記事も大変興味深いのでぜひ。
「辻正浩氏が語る、SEOに携わる者の責務と未来」
https://marketeer.jp/tsuji/