UPDATE:2017.1.2
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西野さんと左上カナ
仕事中、何かしらの音楽がかかっている社内。情報収集のためにラジオでニュースを聴きながらであったり、
仕事の生産性を上げるためにモーツァルトの音楽を聴きながら仕事する
それ以外なかった自分にはあまりない経験です。
曲が人間の脳や心理にあたえる影響というのは大きいですので
業務効率化図りたい、社員の残業をなくしたい
ワークフローを見直す中で、社内の音楽環境も考慮するのも有効的な手です。
音楽の選曲ひとつで、定時上がりすることができたなんてことも。
また、それは別の機会にお話しますね。
そんなこんなで
自分のワードローブでない音楽を耳にする今日この頃です。
流れてくる歌に耳を傾けると…
とある女性歌手が恋愛の歌で言ってます。
「小さな変化に気づいてほしい」
—髪型変わったとか、メイク変えたとか、まぁ、女性なら誰でもそうですよね。
「でも、余計なことは言うな」
—はいはい、そうですね。
「何でもない日でもプレゼントが欲しい」
—プレゼントが欲しいのか
「でもセンスは大事」
—なんでもいいってわけじゃないのね
そして「手紙が一番うれしい」
—どんなものだったら喜ぶのか、あれこれ考えていたのに、「手紙を書け」と指定してきました
なんだか、相手に求めてばかりで、ちょっとイライラする!
この歌詞書いたやつは一体、どんな女なんだ!
じゃあ、聞くけど、求めてばかりで、自分はどうなんだい!男性に何をしてくれんだい!
と思っていたら
「会いたいと思うと、震えてしまう」らしい
ちょ、ちょ、ちょっと!
ちょっと重いですね….
最終的には
「こんな私だけど笑って許してね」
—自分のことは棚にあげるんかい!!
ムキーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
まったくもって、女ゴコロはわかりません。
じゃ、何ならわかるの?と言われる私ですが
はい、消費者心理学、行動心理学はわかります。
さて、次の絵を見てください。
どちらの絵の方が笑っているように見えますか?
おそらく、ほとんどの方が「左」と答えると思います。
はい、私もそのひとりです。
実は、このイラストは
左右対称の「笑っている顔」と「悲しんでいる顔」を真ん中半分に切って
それぞれをくっつけたものです。
つまりは、同じイラストです。
しかし、ほとんどの人が左が「笑っている」と答える。
これは、人の脳が、左から先に見る(反応)するという法則があるからです。
もっというと、笑顔を判断する要素として、左上の「目」の部分を先に見て
判断する方が多いです。
左上にあるものから順に見ていく(最初に見たものの印象にひっぱられる)というものです。
脳機能の観点から説明しようとすると、視交差(見えている位置と逆の脳で情報を処理)のため、左に見えるものは右脳が判断している。右脳は直感を司る脳。つまり、左に見えるものが直感で感じ取られるということです。しかし、この説も異説が色々とあり、どれが正しいかは現段階でも確実に説明できていないのですが、どの説もやはり、人間は左上から物事を見るということに尽きるのです。
「チラシやパンフレット、ポスターなど告知物を作成する」というような仕事に携わったことのある方なら
誰しも一度は聞いたことがあると思います。
「人は左上から読んでいくよ」と。
意味もわからず、会社の先輩がそのまた先輩から聞いたことを
受け売りで聞かされていた方も多いのではないでしょうか。
商業デザインのセオリーも、科学的に見ていくときちんと根拠があるものなのです。
では、この先、何百年も、ずっと人間は左上からものを見ていくのでしょうか?
そうはいっても、時代の環境とともに、人間だって進化していきます。
例えば、最近の中高生は、一日のうちのかなりの時間を
スマホの画面とにらめっこしています。
縦長のレイアウトの影響があるのですが
基本的に、情報は上から下へと読み進めていくもの
そのため、デジタルネイティブ層の方たちは
左上から右下へZ(ゼット)の文字のように視線を移動していくよりも
上から下へ目を移動させていくことの方が見慣れているのかもしれません。
じゃあ、今からそれに対応したレイアウトを作っておけば
数年後には、「鉄板のレイアウト」になるんじゃないの!
いやいや、そうはいきません。
きっと数年後には、スマホのレイアウトも変わっているかもしれませんし
そもそも、スマホなんてものはとっくに廃れて、全く違うガジェットが登場しているかもしれません
例えば、こめかみにつけて、耳小骨に骨伝導させて
直接脳裏に情報を訴えかけるものとか
体内にチップを埋め込むよりも、現実的かと思います。
こめかみに、ピッ◯エレ◯バンのようなパッチを取り付けるだけでOK
某有名メーカーが発表してくれないものでしょうか
あっ!
今から 「i-Patch」(アイパッチ) 商標登録しておこうかな!!
と、身近な音楽から始まった今回のブログも
最終的にはSFの世界まで脱線しまくりました。
しかし、SFとも言い切れませんよ。
信じるか信じないかは、モニタの前のあなた次第です!
ちなみに、前述の「笑っている顔」と「悲しんでいる顔」の
加工前のものがこちら
こんなような消費者心理、行動心理を知って
販促に役立ててみたいという方は
アプリコットデザインの販促コンサルタントまで
ご連絡くださいませ。