UPDATE:2017.3.17
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矢沢永吉と披露宴の共通点。
こんにちは、ワカです。2時間30分という時間は長いと思いますか?短いと思いますか?
嫌いな授業の講義なら長く感じますね。
大好きな恋人とのデートならきっと短く感じますね。
結婚式の披露宴はこの2時間半という時間に設定している式場が多いです。
なぜ2時間半なのか。
祝辞やご挨拶を頂いてコース料理が丁度よく提供できる時間設計。
もちろんそれもあるのですが、他にも理由があります。
矢沢永吉さんはライブを2時間半で行うことをとても重要視しているそうで、
“人が集中して楽しめて、なおかつ物足りなさが残る時間”だからだそうです。
なので永ちゃんのライブは毎回ぴったり2時間半だという噂を聞いたことがあります。
流石プロです。
披露宴が2時間半なのも同じ理由。
長すぎでも見ているお客様は疲れてしまうし、短くてもなんだか消化不良。
新郎新婦様だけでなく、友人も会社の上司も親戚もその会場内に居る皆様が楽しむ時間を作るため、
長すぎても短すぎてもダメなんです。
なので私はこの2時間半に全力を注いでいました。
式場には時計を設置しないので腕時計は必須で、万が一忘れることがあったら困るので予備も置いていました。
もちろん時間を気にする結婚式なんて嫌なので、新郎新婦様やお客様にはバレないように時計を見ます。
笑顔で余裕を装っていても頭は次の次の次の進行のことまで考え、1分1秒に目を光らせています。
定刻通りに始められるようゲストの人数や年齢層から逆算して
移動時間はどのくらい必要で何分に会場に入れば間に合うかを割り出して合図を出し、
ひとつのイベントで時間が長くなってしまったら、別の部分で調整するよう瞬時に進行を組み立て直す。
時に予測できない事態が起きても冷静に別の対応を考える。披露宴は生き物です。
すべては新郎新婦様のため。
新郎新婦様の大切なお客様にお二人の式が「いい式だった」と思って頂くために。
だからオンタイムにこだわります。
そして披露宴のラストで新郎新婦様が退場した後、
なんとも言えない寂しさがお客様の心に残るのが思い出に残る式なのだと思います。
私も列席者として参加した友人の結婚式で、一度だけその感覚を味わったことがあります。
永ちゃんのライブもそうですが、その2時間半の為に半年や1年をかけて準備をするって
披露宴はやっぱり物凄い時間がぎゅっと濃縮されているんですよね。
以上、結婚式の裏話でした。