UPDATE:2017.1.15
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真冬の水着難民を救え!
何だか寒そうなタイトルをつけてすみません。1月に入り、寒さも厳しくなってきましたね。長野は今日も雪です。
こんな日はモコモコのファーがついたコートでも来て、バッチリ防寒しておきたいものです。
皆さん、今年はコートは買いましたか?
シーズンの初めに好きなブランドのものを買う人、
冬のセールが始まったら買う人、
特に何も考えずに欲しいと思ったら買う人、
寒くなるまで買わない人、
人によってお買い物事情は様々ですよね。
昔私の友人が、真夏の蒸し暑い日にこんなことを言い出しました。
『そろそろファーコート買わなくちゃ!』
・・・え、何言ってるの?
この蒸し暑いのにもこもこのファーコート?
考えただけでも暑いですよね。
皆さん、なぜ彼女はファーコートを探していたんだと思いますか?
正解は、
『地球の裏側に行くから』
なるほど。そういうことなら納得です。
せっかく旅行に行くのだから、新しいお洋服で行きたい気持ちはわかります。
でも、こんな真夏の日にもこもこのファーコートなんてさすが売ってないのでは?
私たちは、真夏の暑い日にコートを探してネット上を彷徨いました。
云わば、ファーコート『難民』です。
でも、そう思ったのも束の間。
あっという間に、彼女は理想のファーコートを見つけ出し、
とても満足気な様子で旅立って行きました。
その時、すでにネットショップの仕事をしていた私はハッとさせられました。
シーズンでもない時期に、誰がどこでコートを欲しがっているかなんてわからないものなのだと気付いたのです。
ちょっと極端ですが、世界中の人に商品が売れるなら、
日本が真夏の日でも地球上のどこかでコートを探している人がいるかもしれません。
前年の売れ残りのコートは、キャリー品と呼ばれ、
次の冬、早々にセールにかけられるのが一般的です。
セールにかかれば当然利幅も減りますし、プロパー(正規価格)で仕入れていた商品であれば、お店にとってはなおさら痛手です。
でも、探している人がいるのなら、そんなに割り引かなくても、売れるチャンスは意外と沢山あるかもしれません。
冬の寒い時期だからコートが売れる。
夏だから水着が売れる。
夏に売れ残った水着を欲しがる人なんていないし、店頭には出せないから、
ひとまず水着の在庫は次の夏までバックヤードに閉まっておこう。
倉庫もかさばるし、少し仕入れすぎたかな?来シーズンは少し考えなくては。。
いえいえ。そうとは限りません。
どこのお店を探しても売っていなくて、困り果てている水着難民が、
あなたのお店で眠っているその水着を今すぐ欲しがっているかも知れません。
その価値観、少し見直してみませんか?