UPDATE:2021.9.12
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【コーダーの独り言】脱jQueryまでの長い道のり
さやさんです。今日の記事は息抜き、
普段コーダーとして仕事する私の「日々感じるちょっとした悩み」のお話です。
ホームページ制作時に利用される
「jQuery」というのをご存じでしょうか?
「jQuery」とは
(現在はcssだけでも多くの動きを表現できますが、
かつてはJavaScriptを利用しなくてはホームページの動きの多くは表現できませんでした)
そのJavaScriptをシンプルにすることができる「jQuery」。
どれくらいシンプルにすることが出来るかというと
同じ意味の命令文でも、JavaScriptとjQueryではここまで違います↓
例)targetというidが付いたタグに「test」というクラスを追加する処理
「jQuery」の場合
「JavaScript」の場合
$("#target").addClass("test")
document.getElementById("target").classList.add("test")
これはとても簡単な処理なのでそこまで大きな差があるようには見えないかもしれません。
しかしちょっとした処理でも上記のように記述量に差があるのです。
このように記述を簡単にすることが出来る便利なjQueryですが、利用することにデメリットも存在します。
例えばjQueryは様々な記述がされた大きな一つのパッケージなので、
何度も利用すると処理が遅くなる場合があります。
また、非常に簡単に記述できるため、
JavaScriptの基本を理解できなくても利用が出来ます。
つまり、jQueryばかりに頼っていると、JavaScriptの理解が疎かになる危険性もあるのです。
他にも大規模開発に利用されるフレームワークによっては、
jQueryを併用するとエラーが発生することもあります。
(なのでjQueryではなくJavaScriptが理解できている方が好ましいでしょう)
通常のホームページ開発ではJavaScriptの処理はそこまで多くはありません。
また、大規模開発は行っていないアプリコットデザインでは
jQuery利用のデメリットよりも、
開発速度が格段に速くなるというメリットの方が大きいため、
jQueryを利用する機会が多いです。
私自身もjQueryを利用することは多いのですが、
しかし入社時より密かに「出来るだけJavaScriptで記述する」を目標にしています。
それはjQueryを利用することによって
JavaScriptの理解が疎かになることを防ぎたい、というのが一番の理由です。
しかし、やはり便利なjQuery…。
利用することで、開発速度は格段に上がることは事実……。
できるだけjQueryをJavaScriptに書き直してはいるのですが、
脱jQueryまでの道はまだ長そう…そんなことを思う日々です。
脱jQueryのためにお世話になっているサイト▼
https://q-az.net/none-jquery-id/
利用することでJavaScriptの書き方をシンプルにすることが出来る。