UPDATE:2024.10.17
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集客をSNSに依存するリスクとは? – 資産を守るために考えるべきこと
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現代のビジネスにおいて、SNSは集客の重要なツールとなっています。
手軽に情報を発信し、消費者とダイレクトにつながることができるSNSは、
集客やブランドの認知拡大に欠かせない存在です。
しかし、何かに依存することには常にリスクが伴います。
今回は、SNSを集客の主戦場にしている人や企業が抱えるリスクについて、
深掘りして考えていきたいと思います。
依存のリスクとは?
まず、「依存するリスク」とは一体どんなことを指すのでしょうか。例えば、下請けとして大企業の下にいる場合、その企業との関係性がすべてを左右します。
関係が一度でも悪化すれば、今までの仕事を一瞬にして失うことがあり得ます。
依存していた関係が途絶えると、他に頼れる収入源がなければビジネスは立ち行かなくなってしまいます。
SNSに依存した集客も同じで、集客や情報発信を特定のプラットフォームに依存しすぎると、
運営元の方針変更によって、突然ビジネス基盤を失うリスクが生じます。
運営元のルール変更で突然のダメージが・・・
SNSをビジネスの集客ツールとして使っている人や企業にとって、SNS運営元の決定は絶対的です。プラットフォームのアルゴリズム変更、アカウント停止、ポリシー変更などによって、
今まで活用していた集客の流れが一瞬で崩れてしまうこともあります。
たとえば、Instagramのアルゴリズムが変更され、写真ではなく動画が優先的に表示されるようになった際、
従来の静止画での投稿に力を入れていた企業は大きな影響を受けました。
また、突然アカウントが停止されたり、フォロワーが激減するような事態も起こりえます。
これまで蓄積してきた顧客とのつながりや、コンテンツという情報資産が失われる可能性があるのです。
SNSに大きく依存している場合、それまでの努力が水の泡となるリスクは現実的なものです。
情報は資産 – その置き場を考えよう
SNSに依存した集客のリスクは、情報が資産であると考えるとより理解が深まります。現代では、情報発信を通じて顧客と関係を築き、集客を行うのが主流です。
SNSに発信したコンテンツは、実質的に資産として扱うことができます。
フォロワー数、反応率、投稿の履歴なども大切な財産ですが、その置き場所をSNSだけに依存すると、
万が一プラットフォームが変更された際に全てを失ってしまいます。
情報という資産をいかに守り、活用するかを考えることは、ビジネスを続ける上で欠かせません。
リスク分散のために早めの対策を
SNSに依存しすぎないためには、リスクの分散が重要です。以下のような対策を講じることで、SNSの依存リスクを軽減できます。
1. 複数のプラットフォームを活用する
集客や情報発信の場を複数のSNSやプラットフォームに分散させましょう。Instagramだけでなく、Facebook、X、LinkedInなど異なるプラットフォームで情報発信を行うことで、
どれか一つが使えなくなった場合でも他のプラットフォームでつながりを維持することができます。
2. オウンドメディアの活用
オウンドメディア(自社ブログ、ホームページ、メールマガジンなど)は、自分で管理できる情報発信の場です。
SNSのフォロワー数が多くても、突然のアカウント停止などのリスクはゼロにはなりません。
対して、自社サイトやメルマガなどのオウンドメディアは、
自分でコントロールが可能であり、安定的に顧客に情報を提供できます。
オウンドメディアを通じて、顧客との関係を築いていくことも重要です。
3. データのバックアップを取る
SNSに投稿した情報は、できるだけバックアップを取るようにしましょう。万が一アカウントが停止された場合でも、情報を再利用することができます。
過去の投稿やフォロワーのデータを定期的に保存しておくことで、
アカウントが使えなくなった時も再スタートを切りやすくなります。
4. コミュニティの構築
顧客とのつながりを深めるために、SNS上だけでなく、リアルなコミュニティや別の形での顧客交流を意識することも大切です。
リアルイベントやオンラインのメンバーシッププログラムなど、
顧客が定期的に訪れる場所を複数確保しておくと、フォロワーが一時的に離れても戻ってきやすくなります。
情報発信を守るための「資産管理」としての視点
SNSをビジネスの主戦場とすることはとても有効ですが、リスクがあることも事実です。情報発信や集客の手段を一つに絞らず、分散させることでリスクを軽減し、
より安定した集客と情報管理が可能となります。
SNSに投稿する情報は資産であるという視点を持ち、
その資産を守るために複数の集客チャネルやオウンドメディアの活用を検討しましょう。
ビジネスを長く続けていくために、今からリスク分散の対策を進めておくことが大切です。
ぜひ自分のビジネスの資産管理を見直してみてください。
それではまた!