UPDATE:2024.1.19
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ブランディング初心者と学ぶブランディング超入門|3C分析「顧客を知る」
こんにちは、広報・ライターのくうです。2023年はお世話になりました。2024年もよろしくお願いいたします。
わたしは昨年末からtone villageのリブランディングに携わっていて、萩原さんと一緒に毎日ワークショップをしていました。
アプリコットデザインに出会うまでは“ブランディング”という言葉に馴染みはなかったのですが、入社してブランディングを学ぶうちに、学生時代の活動や前職での経験に思いを馳せ、これまでしてきたことはつまり“ブランディング”だったのでは!?と気づきました。
今はまだ知識を蓄えているところですが、現在携わっているお仕事をきっかけにブランディングのノウハウを身につけていければと考えています。超初心者ゆえにここがわかりづらかった、というところをブログでおさらいして、ブランディングが気になっている方やとっつきにくいと感じている方に少しでも親しみを感じてもらえればと思います!
今回から数回に分けて3C分析のお話をします。
3C分析とは
3C分析とは、Customer(顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)の3つの視点から調査、分析を行うことで自社の事業展開に関する課題を探し出すフレームワークのこと。目的は、3つの要素から「事業の成功要因」を見つけ出すことです。これらを分析することで企業(Company)は現状を把握し、その中で“自分たちの強みと顧客のニーズがマッチする市場”を導き出すことができるのです。
インターネットで3C分析のことを調べると同じような説明が出てくるのですが、わたしはイメージが湧かず・・・実際にやってみて初めて理解できたのでわたしがワークを行った手順をご紹介します(あくまで一例だと思ってご覧いただけると幸いです)。
顧客を知る
まずは顧客(Customer)の分析です。自社の事業やブランド、商品などを思い起こし、自社に限らず同じようなニーズ(〇〇したい!〇〇してほしい!)を満たしている同業他社やコンテンツなど全体に対して、顧客の立場に立って不満・不安・不便やニーズを書き出していきます。
たとえば、カフェであれば「カフェ」という業態をとるあらゆるお店について、顧客の立場に立って不満・不安・不便やニーズを考えるということです。
具体的な思考の順序はこんな感じ。
①対象のカテゴリ全体(ex:カフェ)に対する顧客の不満・不安・不便を書き出す。
(例)
混んでいる
値段が高い
騒がしい
店員さんがドライな対応をしてくる
②対象のカテゴリ全体(ex:カフェ)に対する顧客のニーズを書き出す。「〇〇したい」という表現で書き出すとわかりやすいです。このとき、①で出てきた不満・不安・不便から派生するニーズも存在します。
(例)
くつろげる場所がいい
おいしいコーヒーが飲みたい
素材にこだわったものがいい
親切な接客を受けたい←“店員さんがドライ”から派生したニーズです。
③上記の②で考えたニーズの中でより関連しそうなものをピックアップし、それぞれに対して「なぜ?」を3回繰り返し、潜在的なニーズをあぶりだす。
(例)
素材にこだわったものがいい
↓なぜ?
・お金を払ってわざわざお店で食べるのであれば、おいしいものがいいから
↓なぜ?
・家で作れるものなら自分で作った方が節約になるから
・材料にこだわらない、手間のかからないものなら自分で作れるから
↓
上記のように、なぜ?と繰り返していくうちに重要なキーワードが生まれて、そこからニーズにたどり着くこともありますし、ひとつの「なぜ?」からいくつも枝分かれすることもあります。
「これは当てはまるだろうか?」と不安になることもありますが、この後のフェーズで取捨選択すればいいのでまずはとにかく否定せずに、ひたすら書き出すことが大切です!
今日はここまでにします。
次回またお会いしましょう!