小さい頃の夢の話。

UPDATE：2019.11.21

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さやさんです。

突然ですが、
私の小さい頃の夢は「絵描きさん」でした。

お絵かきが大好きな子どもでしたので、大人になっても大好きな絵を描いていたいと思ったのです。

その後すぐに夢は「デザイナー」になりました。

「絵描きさん」を職としていくのは現実的に難しいと知った私は、
それより現実的な職業に路線変更をしたわけですね。

けれども大人に近づくにつれて、「デザイナー」になる夢も諦めていました。
それは私の母が、デザイン会社でデザイナーとして努めた経験があったからです。

専門学校で絵を学んだ母ですが、その後の就職が大変だったらしく、
苦労して当時のデザイン会社に就職したと聞きました。

母は私の夢を否定はしなかったけれども、
自分が苦労した経験があるからこそ親心で
「デザイナーになるのは大変だよ」と私に伝えることがありました。

そんな母の言葉を聞いて、
やはり現実的な私は「じゃあデザイナーはやめよう」と、中学生あたりから思うようになりました。

絵はデザイナーにならなくても趣味でも描けるし……と、
そう思いながら違う職業で働き始めた私。

しかし今現在、不思議なことに私はデザイン会社で働いています。

小さい頃に夢見た「デザイナー」ではないけれども、デザイン会社でデザインに関わりながら働いていて、
様々なことを経験させていただいたり任せていただけたりして、
もちろん大変なこともありますがとても充実していて楽しいです。

もうすぐ母の命日。

母が最後に描いていた未完成の絵本を見ながら、
小さい頃の夢を今一度叶えるために、「いつかはデザインもできるように……！」と密かに思うのでした。