UPDATE:2017.2.23
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できれば、果てしなくない物語で。
私好きなんです。「ネバーエンディングストーリー」。
30年前のファンタジー映画なんですが、原作は「はてしない物語」というドイツの有名な小説です。
主人公のいじめられっ子の少年バスティアンが、古本屋で偶然手にした一冊の本によって、異世界を救うヒーローになる、というお話です。
映画では、空飛ぶ犬(ファルコンという龍のようなダックスフンドのような異世界の動物)に乗っているシーンが有名ですね。
その不思議な本は、手にした人が本の主人公となり、永遠に続いていきます。
んー。夢のようなお話です。
本に書いてあることが現実になるし、自分のしたことが物語になっていくのですから。
と、前置きはここまでとして、
今日は「いつかは終わりが来る現実の世界」の「前向きにゴールを見据えたお話」です。
ネットショップやホームページご相談を頂いたとき、私たちはいつもその先にあるゴールが何かを必ず確認します。
お問い合わせを増やすこと?
売り上げを上げること?
認知度を高めること?
なぜならそのゴールによって、作り方や構成が変わってくるからです。
日々何気なく見ているホームページでも、実はそこにストーリーがあります。
それは、それを作った人が訪れた人たちに見せているストーリー。
私たちは、自然とそのストーリーによって導かれているんです。
例えば、有名なアマゾン。
ある夜、何気なくFacebookのタイムラインを見ていると、
友人の数名がアマゾンのタイムセールについて「いいね」をしているのを発見。
特に欲しいものは浮かばないけれど、みんな「いいね!」しているし、
そんなに熱いタイムセールならば、と何となくクリックしてみる。
すると、CDを集めているアーティストの新しいアルバムがおすすめコーナーに並んでいる。
これ、持っていないけれど、どうなのだろう。。
レビューを見ると、★が5つ!
しかも、今なら10%OFF。あと1時間しかない。
どうしよう。少し迷いながらも、気付けば、カートボタンを押している。
しかも、今頼めば明日届けてくれるらしい!
明日聞けるなんて嬉しい!仕事頑張れそうだ!
よし。買おう!
以前購入した時のカード情報も登録されているので、
手こずることもなく、すんなり購入完了。
あ、しまった。予定していなかったものを買ってしまった。。
でも、いずれ買うだろうものだし、10%引きなら今が買いだったんだよな。
しかも★が5つ!きっといいアルバムに違いない!
と、自分に言い聞かせ納得する。
皆さんもこんな経験ありませんか?
実は、人は「欲しい」と直感的に思った時に、なぜそれが自分に必要なのか理由を考える生き物なのだそうです。
その人にもよると思いますが、欲求や感情は理論よりも強く、
人は感情でものを買い、理屈でそれを正当化するものなのですって。
今回のアマゾンの例をとると、私は「いずれ買うであろうものが、10%引きだ!」
という理屈を後からつけて、その買い物を正当化しました。
それに至るまでは、
↓
店頭(ネットショップ)
↓
おすすめコーナー
↓
商品ページ
↓
カート内のお届け日表記
↓
決済情報の自動入力
↓
購入完了
という、ストーリーを辿っています。
きっと上記のどれが欠けていても、途中で熱が冷めてしまい、購入には至らなかったと思います。
ネット上にあるストーリーを辿っていくと、自然にゴールに辿り着く。
それが、ホームページやネットショップを作る上で要となるポイントなのです。
まず興味を持ってもらう。
そして、なぜその商品を買う必要があるのか、
なぜこの店で買う必要があるのか、
なぜ今買う必要があるのか、
そして、それを買うとどんな「いいこと」があるのか分かりやすく伝える。
更に興味をもったら、何をすればいいのかを明確にする。
そして、行動してもらう。
構成を作っていく上で、これらの点が少しでも欠けてしまうと、ストーリーの途中でお客さんが迷子になってしまいます。
(ネバーエンディングストーリーでも、そんなシーンがありました!詳しくは、3を観てください。)
途中で迷わせることなく、道しるべを示しながら、
ぜひ想像通りのゴールに繋げていけるストーリーを作りたいですね◎
ネバーエンディングストーリーは、観るたびにほんわかとした温かい気持ちになる素晴らしい作品なので、よかったら観てみてくださいね◎
ちばみに、私は3が好きです!
それでは!