UPDATE:2017.5.2
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おとり商品投入!
性能の近い商品が2種類あるとする。Aは性能の良い50000円の商品
Bは性能がAより劣るが安い40000円の商品
この2つの商品が並んでいると、迷ってしまう。
A、B2つの商品が並んでいる際、一方が価格、一方が品質に優れている場合に起こる
現象が専門用語で「非対称の優位性」と呼ばれる現象なのです。
さて、お店側はAの商品を一番売りたいとする。
どうしたら売れるのだろう?
答えはAとBの性能の中間の商品Cを用意することなのです。
あれ?Aを一番売りたいのに、Cを投入したらCが売れてしまうのでは?
商売人ですね!
たしかに
性能でいくとB→C→Aの順番です。
もしCの値段を中間の45000円としたら、この場合もB→C→Aの順番になります。
3つ並んでいると人は中間を選びたくなるんじゃないの?と
すなわちCが一番売れてしまうのでは?と。
商売人の方はそんな風に考えるかと思います。
ふふふ
Cを投入したらAが一番売れる方法があるんです。
それは
Cの価格を一番高くすることなんです。
CはAとBの中間の性能なんですが、価格を55000円にするのです。
性能はB→C→Aなんですが、価格はB→A→Cになりますね。
ここでお客はCはA,Bに比べて間違いなく劣っていると考えます。
AとCを比較すると、CはAよりも性能が低いのに高い
BとCを比較すると、Bよりも少し性能が良いだけでCはかなり高くなる・・
コスパが悪いと考えるのです。
そうすると、なんだかAの商品が一番優れていると感じてしまうのです。
分かりますかね?この心理戦。