UPDATE:2025.4.23
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AI時代におけるデザイン思考の重要性
どうも、中村です!今、AIの進化は凄まじく、文章生成や画像作成、さらにはプログラミングやデータ解析まで、
ありとあらゆる領域で活躍し始めています。
これにより「人間の仕事がなくなるのでは?」という不安の声も少なくありません。
でも、ちょっと考えてみてください。
AIが得意なのは「過去のデータに基づいた最適解の提示」です。
裏を返せば、「まだ前例のない問い」に対しては、AIは立ち止まってしまう。
ここで必要になるのが、「問いをつくる力」。
つまり、デザイン思考なんです。
デザイン思考とは何か?
デザイン思考とは、ユーザー視点に立ち、課題を深掘りしながら「まだ見ぬ解決策」を導き出す考え方。一般的に次のようなステップで進みます。
①共感(ユーザーを深く理解する)
②定義(課題を明確にする)
③発想(アイデアを出す)
④試作(プロトタイプをつくる)
⑤テスト(改善を重ねる)
ここに必要なのは、「観察力」「想像力」「人間への興味」です。
数字では測れない、でも確実に価値を生む人間らしさこそ、AIには出せない領域です。
AI時代に生き残る人とは?
「AIに仕事を奪われるのではなく、AIと組む人が生き残る」とよく言われます。でも正直、それだけでは足りません。
AIと“うまく組む”ためには、そもそも「何のために」「どこに向かって」動くのかという、
問いの設計者=デザイナー的思考が求められます。
中小企業にこそ、デザイン思考が必要な理由
中小企業の経営者にとって、「スピード感」と「柔軟性」は最大の武器。でも同時に、「課題の本質を見抜く目」がなければ、行動は空回りしがちです。
たとえば、売上が落ちたからといって、すぐに広告を増やすのは危険。
もしかしたら商品コンセプトがズレているのかもしれないし、顧客のニーズが変わったのかもしれない。
ここで必要なのは、「そもそも何が問題か?」を見極める力。
これが、まさにデザイン思考なんです。
最後に、明日から始められる小さなアクションをひとつご紹介します。
それは、「なんで?」を繰り返すこと。
・なんでこの商品は売れている?
・なんでこのポスターは目を引く?
・なんでこの会社はSNSでバズっている?
ただ眺めるのではなく、問いを立てる癖をつけていきましょう。
それだけで、思考の質は確実に上がっていきます。
AIの時代だからこそ、人間らしい思考力に光が当たる。
あなたが持つ“問いをつくる力”は、時代が変わっても価値を失いません。
それでは、また!