UPDATE:2024.6.27
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tone village1周年プロジェクトを振り返る|tone village限定ノベルティの制作について
こんにちは!広報・ライターのくうです。弊社運営の複合施設tone village1周年プロジェクトについて、今日は当プロジェクトの目玉であるノベルティについてのお話です。
概要についてのブログはこちら
今回のノベルティに使用しているイラストを制作してくださったのは上田市のカフェ「+sol」のオーナーでありイラストレーターでもある仁科さん。
社内にデザイナーのいる制作会社でなぜ外部のイラストレーターさんにお願いすることになったのか、どんな風に制作を進めていったのか、ノベルティに込めた思いなどを紹介していきたいと思います。
ノベルティに込めた思い
そもそも、私たち運営側がなぜノベルティを作ることになったかをまずはお話しさせてください。1周年を迎えるにあたって、盛大に何かイベントをするというよりはささやかな感謝を伝えたいと思い、いくつかの企画を始めました。その中で、できれば何度もきてくださったり施設内の複数店舗をご利用くださったりしている方に何かの形で還元したいと思い、一定の条件を満たした方へのノベルティ配布をすることになりました(施設をもっと盛り上げたいという気持ちもあるので、これが少しでも話題になればいいなという目的ももちろんありました)。
施設としては、「これからどんなことしようか」「これからどんな人生を歩もうか」と考えたり時にはもやもやしたり・・・そんな日々を過ごしている人に気軽に立ち寄ってもらって、頑張りたいとか前を向いていきていきたいとか、そういった前向きな気持ちに寄り添える場所でありたいと思っています。付かず離れずの“ほどよい距離感”で、そっとそばにいるようなイメージです。そういった思いがノベルティを通して伝わればいいなと考えていました。
外の人とのつながりを持ちたい
ノベルティの制作が決まったとき、せっかくなら手にとりたくなるような、もらってうれしいデザインにしたいよね、と当然ながら思い、tone villageらしいやわらかいけれどもフェミニンすぎないテイストのイラストがいいなあと構想を描いていました。運営メンバー(中村さん、ゆかさん、私)でミーティングをしたときに、+solさんのイラストみたいなテイストがいいと思います、と私が提案したのがはじまりです。+solの店主さんは、ロゴもお店のキャラクターもご自身で描かれていることを知っていたので、インスタグラムのアカウントを中村さんに共有。中村さんは、「この人に頼めばいいじゃん」と一言。というのも、tone villageはワークショップで講師の方を招いているくらいで外部の方とつながって何かを企画するということがこれまでなかったからです。この機会にお声がけしてみて、もう少し外に目を向けてみよう!ということで、仁科さんにご連絡をしました。
そのときはイラストレーターとして活動されているかどうかもわからなかったので、きっと断られるのではないかと恐る恐るメッセージを送ったところ、すぐに前向きなお返事をいただくことができました!
当時の仁科さんの心境など、制作の裏側はtone magazineのこちらの記事で掲載しています↓
オープン1周年記念|オリジナルノベルティ制作の背景をご紹介
制作の流れ
<初回のお打ち合わせで依頼の内容を改めて共有>インスタグラムのDMにてやりとりをしたのち、お店までお伺いしてお打ち合わせをしました。tone villageのHPを共有しながら施設のコンセプトや各店舗の特徴を説明し、「こんなイラストがいい」をかたちにしていきました。
制作を進めるにあたって具体的にしたい部分として、1周年のノベルティに込める思いやノベルティを通してお客さまに抱いていただきたいイメージから、イラストの線のイメージや色味まで、細かい部分をヒアリングしていただきました。
その後、正式に依頼させていただき、制作がスタート!
<ラフ案をいただき、社内で検討>
ステッカーの4種デザイン、タンブラーのラフ案を3種ずつご共有いただいたので、社内で共有し、アンケートや会議でどの案をベースに進めるかを検討しました。
どの案もとても可愛かったので、社内アンケートも社内の意見も票がすごく割れて大変でした(笑)
お店に立つスタッフの意見をきちんと反映させたかったので、特に悩んだのがタンブラーの要素の配置。ラフ案では、女の子の手元にコーヒーだけがあるもの、プリンだけがあるものがあがっていました。「tone cafeといえばプリンだから、プリンを置いてほしい」という意見と、「コーヒーを大切にしているからコーヒーを置いてほしい」という意見が出て、結果的に両方配置していただくことに。
自分と向き合う女の子に寄り添うわんちゃん、息抜きのこだわりコーヒーとプリン、リフレッシュするためのネイル、tone villageのすべての要素をちりばめた、とても素敵なイラストができました。このデザインのステッカーもほしかったな・・・
このイラストをもっとこうしてほしい、色をつけてほしいなど・・・細かい修正にとてもスピーディーに何度もご対応いただき、大変助かりました。制作が始まってからはLINEでやりとりしていたのですが、まるで通話しているようなスピード感で修正があがってきて、感動しました。お店を経営されているのでもちろん営業中はなかなか難しいと思うのですが、営業時間外のお疲れのタイミングであっても「同じ温度感で制作を進められるときに進めたい」という思いでスピーディーに対応してくださってありがたかったです。
<イラストを入稿、ノベルティが完成!>
そして納品いただいたイラストを、ジョンちゃんに入稿できる形に変換してもらい、ノベルティが完成しました・・・!
▲販促用のPOPは、ジョンちゃんに作ってもらいました!いつもありがとうございます。
ノベルティ制作を振り返って
正直なところ、なんて役得なんだと思って進めていました(笑)趣味でカフェ巡りをしていた結果出会ったカフェの方と一緒にお仕事ができて、お客さまがもらってうれしいと思うものをイメージしながらみんなの意見を参考にしつつ制作を進行して、それが手元に届いて、お客さまの手にわたって・・・その一つひとつのプロセスに感動しながらのプロジェクト進行でした。
おかげさまで、ノベルティキャンペーンはご好評いただいており、一部デザインは配布終了する店舗も出てきております・・・!
仁科さんとの出会い
今回のキャンペーンを通して想定外に嬉しかったのが、仁科さんとの出会いでした。仁科さんはイラストレーターとしての活動を始めるかどうか悩んでいたのですが、今回のお声がけをきっかけにその活動への一歩を踏み出すことに決めたそうです。仁科さんはお店を開く前に自分の本当にしたいことと向き合い悩んだ時期があったそうで、tone villageのコンセプトに共感し「私が悩んでいたとき、まさにこんな施設があったらよかったなって思います。」と言ってくださいました。初めてtone villageが外からどう見えているのか知ることができて、改めて存在意義を感じたのが自分の中でとても大きく・・・tone villageのコンセプトを体現できる場所にしないといけないと背筋が伸びる思いでした。
仁科さんの悩んだ先にある「夢中になれること」を見つけた今の姿はtone villageのペルソナの未来の姿のようで、とても眩しく思います。tone villageで仁科さんのように夢中になれる何かを見つけるきっかけを提供できればと思い、2年目も駆け抜けていきたいです。
仁科さんのこれまでと現在を紹介した記事もtone magazineにて掲載しておりますのでよかったらご覧ください。
+sol代表 / Tresor 仁科 彩さん
https://tone-village.com/tone-magazine/plus_sol/
次回はご好評いただいているカフェの季節限定メニューについてご紹介します!
それではまた。