UPDATE:2025.7.10
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選ばれる理由の見つけ方
どうも、中村です!良い商品やサービスが溢れかえっている中、選ばれる理由を見つけて伝え、
選ばれようと模索している会社も多いと思います。
僕らもクライアントワークしていると、選ばれる理由、強み、独自性とは日々向き合っています。
他社と差別化を図り選ばれることは難しいですよね。
なので今日は、選ばれる理由の見つけ方についてお話をしていこうと思います。
まず、独自性・強みといった選ばれる理由の定義を変えることが大切です。
みなさんは独自性や強みという言葉にどんなイメージをお持ちでしょうか?
多くの人が他にない特別なもの、立派なものといったイメージを持っていると思います。
もし仮に唯一無二の特別なものを持っていないと選ばれないのであれば、
世の中にあるたくさんの会社はとっくに倒産しているはずです。
僕らのデザイン業界だと、特別なものというのは他にない唯一無二の才能を持ったデザイナーが所属していたり、
誰もが知る有名なデザイナーがいたりということになるのですが、実際にそんな会社は一握りです。
そのほかの会社は特に特別な技術やネームバリューがあるわけではありませんが、現実、成り立っているわけです。
選ばれる理由があるから選ばれており、会社は成り立っています。
つまり、他にない特別なものや立派なものイコール選ばれる理由ではないということです。
逆を言えば、特許のような技術を持っていても、それだけで選ばれるわけではないということです。
お客様が欲しいのは特許ではないのです。
その上で、選ばれる理由の見つけ方を説明していきます。
結論、選ばれる理由を見つけるためには「お客様理解」と「自社のWill」を掛け合わせることです。
順番に解説していきますが、まずは「お客様理解」です。
具体的にはお客様がどんな事に悩んでいたり、どんな未来を欲しがっているかを知る事です。
住宅会社であれば、共働きで家事に追われるママが、もっと笑顔で過ごせる家が欲しい。
デザイン会社であれば想いを汲み取りつつ、成果も出してほしい。みたいなことです。
お客様を想像し、どんな事に悩んでいるか想像を膨らまし、ニーズを知る事が重要です。
よくやりがちなのは、会社の売りたいものを押し付けてしまう事で、
その売りたいものを必要としているお客様が見えていない事です。
そうすると独りよがりになってしまい、結果的に売れなくなってしまうわけです。
まずはお客様を理解し、どんなニーズがあるのかを探る事です。
具体的には、今現在利用していただいているお客様に実際に聞いたり、
過去のお客様とのやりとりを振り返り、そこに共通する悩みやこうありたい欲求を見つける事です。
それらをリストアップしましょう。
そして次に自社のWillを言語化する事です。
お客様の理解だけでは実際のところ独自性や強みにはつながりません。
なぜなら、他社も真似できてしまうからです。
そこで大切なのが、自社の価値観・文化・やりたいこと(Will) を重ねることです。
例えば住宅会社では「自然素材が好き」「地元の職人文化を守りたい」とか、
デザイン会社であれば「イラストを使いストーリーを伝えて心を動かしたい」「とことん成果にこだわったデザインがしたい」など。
この「Will」とお客様のニーズを掛け合わせると、他社が簡単に真似できない独自性が生まれます。
100社あれば100通りのWillが存在します。自社のWillは独自性のタネになるのです。
自社のWillとお客様のニーズを掛け合わせれば、それは独自性、選ばれる理由になるのです。
独自性は壮大な発明や特許のようなものではなく、
お客様に寄り添い、自分らしさを重ねた提案で十分です。
大事なのは、お客様の心に響くかどうか。
特別な武器ではなくても、あなたが理解し、考えて提案することで、選ばれる理由になります。
お客様理解と、自分自身のWillを重ねることで、「あなたにお願いしたい」というブランドが育ちます。
ぜひ、過去と現在のお客様の声に耳を傾け、ニーズを見つけ出し、自社のWillを書き出してみてください。
きっと、あなただけの強みが見えてきますよ。
それでは、また!