UPDATE:2023.12.22
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ライターのつぶやき|最近話題になっているM-1の広告について
こんにちは、広報・ライターのくうです。最近会社用のXアカウントを作成して、日々の仕事や会話の中で得られた気づき、街で見つけた広告やポスターのコピーに対する思考や考察を記録しています。
Xのアカウント▼
Xでも呟いたのですが、最近話題になっていた「M-1グランプリ2023」の広告について、考察したいと思います。
話題の広告がこちら。
今年のM-1グランプリ決勝は12月24日に放送されるそうで、広告もクリスマス色全開です。
東京・六本木駅、大阪・阪急梅田駅、阪神梅田駅で掲載されているこの広告では、クリスマスデートを楽しむであろう人々に対して、昨年の「M-1グランプリ2022」優勝者であるウエストランドの井口さんが皮肉をぶつけています。
ウエストランドのネタは、今話題のものや人気のものに対して皮肉を言ったり毒を吐いたりするもので、井口さんの語り口調がそのまま文字に起こされているかのよう。
面白いと思ったのは、この広告が2枚組になっているところ。
「個性溢れる10パターンの漫才をお楽しみください」
井口さんの皮肉に対するアンサーが、この番組の売り文句になっているのです。
「イルミネーション見に行くの?電球だよ?」
電球の多さなら負けない、豪華なセットです。
M-1の知名度がそもそも高く、年末には多くの人に注目される番組だからこそ話題になったのかもしれませんが、この広告がSNSで拡散されたことで「クリスマスイブだけどM-1を観よう」と思った人もいるのではないかと思います。
「M-1の放送がクリスマスイブとかぶってしまった」という弱みにもなりうる要素を逆手にとり、昨年の優勝者の芸風を最大限生かして作られた広告に、わたしはとても感動しました。
この広告のために、昨年ウエストランドが優勝したんじゃないか?と思ってしまうくらい、とてもパンチの効いた広告です・・・!
都市部には多くの広告が並んでいてとても勉強になりますが、地方にいると目に留まる広告が少ないという現実があります。せっかくだったら自分の住んでいるところでも素敵なコピーや広告を見つけられればいいなと思っています。
もっともっとアンテナを張っていきます。見つけたらご紹介しますね!
それではまた。