UPDATE:2017.3.27
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キーワードの反映方法
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ビッグキーワードとスモールキーワード
キーワードは検索数が多いビッグキーワードと、検索数があまり多くないスモールキーワードに分けることができます。キーワードは検索件数が多いため競合も多く対策の難易度が上がる傾向があります。また多くの人が共通で利用しているキーワードのため、1単語だけの単一キーワードが多く、動機が含まれておらずアクションにもつながりにくい傾向があります。一方スモールキーワードは、検索件数は少ないものの対策も楽で、複数のワードが組み合わさった複合キーワードが多く、アクションにつながる動機が含まれている傾向があります。
どちらのキーワードを対策すべきか?
大規模サイトかつSEO対策にも大きな投資ができる場合以外は、対策が楽でアクションにもつながりやすいスモールワードを狙ったほうが成果が上がりやすくなります。スモールワードは、検索件数は少ないものの競合も少ないので、すぐに成果が出やすく、コツコツ対策を積み重ねていけば、すべてのキーワードを合わせるとかなりの集客が見込めるようになるからです。キーワード選定で作成したリストの中に、検索件数は多くても成果を上げにくそうなどビッグキーワードあったら、リストから除外しましょう。Webサイトの4構造とSEO対策
Webサイトの構造は、主に「直線型(Linear)」「階層型(Hierarchy)」「ハブ&スポーク型(Hub and Spoke)」「ファセット型(Facets)」の4つに大別されます。直線型(Linear)
もっとも単純なWebサイトの構造です。サイトの訪問者を逃すことなく、購入や申し込みに誘導します。極端な例だとスタートページがゴールになっている1ページの構成のサイトです。商品数が少なく、商品の紹介から購入までのストーリーが完成している場合に有効ですがSEO対策がとりにくくなります。またスタートページに入ってきてもらうことを前提とした構造なので、必ずスタートページを見てもらうために、集客は広告に頼ることになります。階層型(Hierachy)
小規模から中規模までのWebサイトでもっとも一般的な構造です。複数のサービスや情報を扱うのに向き、また、ゴールへの導線を複数作れるため、訪問者がどのページから入ってきてもゴールに導けます。小さな構造から始め、扱うサービスや情報の増加にともなって構造を追加できるので、徐々に成長させていけるというメリットがあります。ただし無計画にコンテンツを付け加えていくと、階層が深くなったり、導線が複雑になったりして、利用者がなかなかゴールに行き着けなくなってしまいます。作成を開始する前に最終的な構造をイメージし、階層は4階以内とどめ、どこからでもゴールするまで3クリック以内でたどりつけるように導線を設計しましょう。
ハブ&スポーク型(Hub and Spoke)
Web(デジタル)特有の構造です。扱う商材にまとまりがなく、コンテンツ間には上下関係がありません。導線を計画的に設計できない場合に利用され、サイトが大きくなるにつれて網の目状の構造になっていきます。具体的には、日記的なコンテンツの中で、日々気になった商品を紹介していくブログなどで用います。計画的な対策はとりにくく、また利用者が何か目的を持って訪問しても、導線に規則性がないので、目的のコンテンツに行きつきにくい難点があります。ファセット型(Facets)
複数の検索条件で目的のコンテンツを絞り込む構造です。検索性に優れ、大量の商材を扱うことに向いていますが、すべての商材が決まった条件で、抜け漏れなくグループ分けができないと利用が難しくなります。例えば、不動産サイトのような、すべての商材がエリア、価格帯、間取り、築年数・・・などの条件で分類でき、また紹介する物件が多いサイトに最適です。検索エンジン対策もとれるので、商材のジャンルが単一でかつ商材数が多い場合、非常に有効な構造となります。Webサイトの構造は、異常4つの型が基本になります。ただし、階層型のコーポレートサイトの一部にハブ&スポーク型のブログを用意したり、階層型で作成したECサイトでタグや検索機能を利用して、ファセット型のような検索性を持たせたりするなど、1つのサイトで複数の構造が混在することもあり、完全に分かれるわけではありません。
どの構造にも長所と短所がありますが、中小規模のサイトを計画的に作成する場合は、階層型を基本構造とし、必要に応じてそれぞれの型を織り交ぜるようにすると。管理がしやすく、また効果も出やすくなります。