UPDATE:2023.7.10
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心に寄り添うネイル。そっと背中をおせるような場所へ育てていきたい | blanchefle 店長
アプリコットデザインで働くスタッフのこれまで、今、これからをお届けする「STAFF STORY」。今回はネイルサロンブランシュールの店長みーさん。ブランシュールに出会うまでの道のりのこと、仕事のこと、これからのことを話してもらいました。
それでもやっぱり、ネイルがしたい
仲の良い兄の影響を受け、大学は情報科に進学したみーさん。大学に入ってからおしゃれに興味を持ち、美容系のお仕事に就きたいと思うようになります。エステの会社から内定をもらうも、親の反対によって入社を断念し、学生時代に働いていたドラッグストアでそのまま働き続けることに。
ドラッグストアのコスメコーナーを見るのが大好きだったみーさんは、その中でも鏡を見なくても「変化」を感じ取れるネイルの世界に惹かれていきます。そんなとき、たまたま通りかかったヒューマンアカデミーで、ネイリスト養成学科の案内を見つけて「これだ」と確信。すぐに入学し、アルバイトをしながらネイリストの勉強を始めます。
「もともと人に喜んでもらうことが好きだったんです。それで、ネイルを誰かにしてあげたいと思うようになりました。」
当時はサロンが少なかったこともあり講座の修了後すぐにサロンには入らず、アパレル会社に入社。しかし、経営が傾いてしまったことがきっかけで転職することになり、農協の金融課に勤め始めました。
美容とかけ離れたお仕事をしていくうちに「ネイルの仕事がしたい」という気持ちが強くなっていきます。
「ネイリストの学校を卒業してからだいぶ時間が経ってしまったというのもあって、ネイリストになるのは絶対無理だろうなって諦めていた部分があります。でも、職場の先輩に相談したら、背中を押してもらったんですよね。」
やりたいことをやった方がいい。そう言われて、7年ぶりにネイリストの資格試験を受けることに。結果は惜しくも不合格でしたが、それでも諦めたくなかったみーさんは、当時すでに持っていたネイリストの資格で雇ってくれるサロンを見つけ、ネイリストになることができました。
心に寄り添う施術を知る
その後「もっと技術的に成長したい」と考えるようになり、ネイルスクールを主催しているサロンに転職します。みーさんはそのサロンで、ネイリストとしての心構えが変化したといいます。
きっかけは、オーナーがお客さま一人ひとりの指先と真剣に向き合い、丁寧な施術をしている姿を見たこと。
「オーナーは、すごく細かいこだわりをもってお客さまと接していました。たとえば爪が反っているお客さまの爪にそのままネイルカラーをのせるのではなくて、ジェルをのせることで爪の形を整えてから色をのせる、とか。それまでは綺麗にしてあげて終わりだって思っていましたが、それだけじゃないんだなって。お客さまのコンプレックスに寄り添うことで、心の負担を極力少なくすることを意識するようになりました。」
その後もといたネイルサロンに一度戻りしばらく働きましたが、移転をきっかけに退職することに。アプリコットデザインで働く友人に紹介してもらい、ブランシュールではたらき始めます。
お客さまとの対話を大切に
ブランシュールでは、新規のお客さまにはカウンセリングを行っています。なりたいイメージやご希望をお伺いし、施術を始めます。みーさんの場合、まずは甘皮の処理、それから爪の表面を削り、爪の形を整えます。その後、ジェルネイルを塗っていきます。デザインによりますが、施術時間は1〜2時間。お客さんの爪を見ながら他愛ない話をします。
ブランシュールのネイルは、はたらく女性でも楽しめるデザインが特徴。やさしく、あたたかみのある爪先に仕上げます。みーさんはその中でも線と図形を活かしたデザインが好きだといいます。カウンセリングや施術中の会話からお客さまの好みを見つけつつ、「シンプルだけど一癖あるネイル」をご提案しています。
そっと背中を押せるネイルサロンでありたい
日々お客さまと向き合う中で、楽しいと感じることばかりだというみーさん。お客さまに喜んでいただけたときはもちろんのこと、「技術に果てがないこと」が自分のやりがいにつながっているそう。
「SNSが普及してデザインや技術が多様化していっているので、ついていくのが大変だと思うこともあるんです。でも、そういった時代の流れに沿うことで、お客さまの喜びにつながって自分の技術の幅も広がっていくと思うと、やっぱりネイルって楽しいなって。技術面で新しい発見があり、それをお客さまに還元できたときの喜びはひとしおです!」
ジェルネイルを塗り替えるまでの期間はだいたい1ヶ月ほど。みーさんがいつも大切にしていることは、お客さまの1ヶ月を想像しながらネイルをすることです。
「悩みを抱えるお客さまの、自分探しのきっかけになるような。ネイルを通してそっと背中を押せるような、第2の家みたいな場所にできたらいいなって思っています。」
ブランシュールにくるまでのお客さまの1ヶ月、ブランシュールでネイルをしてからの1ヶ月をイメージしながら、大切に、丁寧に爪先を彩ります。