UPDATE:2023.4.25
- CATEGORY
【初心者向け】デザイン会社新人ディレクターと学ぶウェブのこと。トリプルメディアってなに?
こんにちは!小山のブログがやってまいりました。
わたしは前職で採用広報物の企画・制作に携わっていましたが、ウェブの知識に関してはまだまだ至らないところがたくさん。社内ミーティングでわからない単語が飛び交うことも多々あります。その度に先輩方に教えていただいたり調べたりしているので、はたらく中で学んだことをブログでおすそわけしたいと思います!新人ディレクターと一緒にウェブの基本知識を学びませんか?
というわけで今回は、「トリプルメディア」を紹介します。
企業と消費者をつなぐメディアを3つに分類する考え方が「トリプルメディア」です。
その3つを
・オウンドメディア(Owned Media)
・ペイドメディア(Paid Media)
・アーンドメディア(Earned Media)
といいます。
名前を聞いただけでなんとなくわかる人もいれば、まったくわからない人もいると思います。それぞれ簡単に紐解いていきます。
「理解」を促すオウンドメディア
Ownedには、「所有する」という意味があります。オウンドメディアとは、自社で運営するメディアのことを指します。たとえば自社ブログ、ECサイト、パンフレットなどが例にあげられます。
まさにいま、アプリコットデザインのオウンドメディアに触れていただいているということですね。
自社のサービス・商品や企業の雰囲気を自ら発信することで、自社のことを理解してもらうことが目的の戦略です。後述する広告やSNSと比較して提供できる情報量が多いので、潜在顧客を引き寄せるのに役立ちます。
潜在顧客は、自社の商品やサービスをまだ知らない、「いつかお客さんになってくれるかもしれないユーザー」のことです。
それだけではなくて、すでに自社のサービスを利用したことのあるお客さんに対しては、会社との結びつきを強くしたり、より親しみを感じてもらったりする目的で役に立つこともあります。
オウンドメディアは、自由度の高さが最大のメリット。デザインや内容について、自社で細かく設定できるため、マーケティングに活用しやすいのです!一方で、作成したり成果をあげたりするのに時間がかかることがデメリットとしてあげられます。
とっても根気の必要な戦略で、継続することがいちばん大切です。
ブログであれECサイトであれ、定期的にコンテンツを更新することで、潜在顧客やサービスを利用したことのあるお客さんがアクセスしやすくなります。
確かに更新頻度の高いブログは、確認したくなるような気がしますね!
そうしてアクセスしてくれる人が増えていくことでマーケティングに必要なデータを集めることができます。そのデータを分析して、結果をメディアに反映しながらさらに新しいデータを集める・・・・といったことを繰り返していくうちに、多くの人からの「理解」を得られる、というわけです。
広く「知らせる」ペイドメディア
Paidは「支払った」という意味があります。支払ったメディア・・・つまり、お金を払って多くの人に認知してもらおうという戦略のこと。CMやウェブ広告などがこれにあてはまりますね。広告を打つことでその商品に興味があってもなくても、幅広い層の人にアプローチすることができるので、商品やサービスの知名度を高める効果が期待できます。
こちらはさきほどのオウンドメディアとは違い、短期間で多くの人にアプローチでき、即効性があります。ペイドメディアはうまく運用すれば集客力がとても高いですが、その名の通り、費用がかかってしまいます。うまく運用できないと、費用に見合った効果が得られないということも十分にありえます。
ポイントは、「うまく運用する」ということかもしれません・・・!
幅広い層に届くペイドメディアですが、「どういった客層に特に届いてほしいか」意識して、広告をつくる必要があります。そうでないと、誰にも刺さらないまま右から左へ受け流されてしまうでしょう・・・
最後は「アーンドメディア」です!初めて聞いたときは何のことか想像もできませんでした。
「ひろがる」情報アーンドメディア
Earnedとは「獲得する」という意味があります。獲得する・・・メディア・・・?これは、他者からの評価を「獲得する」ということを指すみたいです。つまり、ユーザーからの高い評価や、口コミのこと。レビューや個人ブログ、最近ではSNSが多く活用されていますね。
ユーザーから評価してもらい拡散されることで、魅力的なサービスやブランドであるという客観的な根拠を手に入れることができます。コストをかけずに効果が出るので「オイシイ」戦略です。しかし、アーンドメディアはこちらから働きかけるのが難しい上に、ネガティブな話題があがってしまうと逆にブランドイメージを下げてしまうリスクもあります。いわゆる「炎上」・・・!
そうならないよう、発信には注意を払わなければなりません。たとえばSNSの企業アカウントやオウンドメディアで挙げた自社ブログなどを運用する際には、サービスや商品に対してポジティブに捉えてもらえるような表現を心がけることで、お客さんからの「いい評価」がひろがっていき、集客につながります。
今日の勉強はここまで。共有することでわたしの理解も深まるので、いいことづくしです。なにか共有したいことを学んだときには、また共有させてください。それではまた来週!