金属製のボールペンを使った方がいいのか悩み中・・・(^^;)
5月末にアップされたわかさまのブログで、
アプリコットデザインのペルソナさんが話題にのぼりました。
わかさまブログ「アプリコットデザインの裏ボス」
アプリコットデザインの裏ボス。
ペルソナとは、「架空のユーザーさん」のことです。
しかも「30代女性」や「スポーツ好きの学生」といった大雑把なものではなく
その人を主人公にドラマが作れるんじゃないかと思うほど詳細に設定されます。
名前、性別、血液型、家族構成はもちろん、
好きなもの、嫌いなもの、職業、休日の過ごし方、
好みの服装、髪型、学歴、将来の夢や今ほしいもの。
友達との過ごし方や、趣味特技などなど、
あらゆる個人情報を設定した「たった一人の人」がペルソナです。

結局誰にも届かないのでは・・・?と不安になるところですが、
「たったひとり」と思っていても、
胸にぐさーーっと刺さる人は意外と多かったりします。
たとえば、2018年に本屋大賞を受賞した辻村深月さん著「かがみの孤城」。
キャッチコピーは「子どもとかつて子どもだったすべての人に」

コピーを見ると、たくさんの人に向けて書かれた物語のように思えますが、
本を読んでみると、「この人のために」と想いを込めて書かれた物語のように感じます。
きっと、「これはわたしの物語だ」と思った人も多かったはず。
だからこそ、本屋大賞を受賞したのだと思います。
自分のために作ったもの、
家族のために作ったもの。
この世界でたったひとり、
あの人を喜ばせたいためだけに
心を込めて作ったもの。
モノにもサービスにも満たされた時代には、
そんな気持ちの一つひとつが、
多くの人に届くカギになるかもしれません◎