UPDATE:2020.4.15
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【色のお勉強】人はなぜ色が見えるのか
突然ですが、人はなぜ「色が見える」のかを知っていますか?●ほんのりピンク色の桜
●スカッと晴れた青い空
●赤い期限切れの予定…(←早くやりましょう;)
当たり前に様々なモノの色を目にしている訳ですが
色を見るには
「光」と「モノ」と「眼」の3つが必要で
人間の目が感じることのできる「光」には
波長約380〜780nmという限られた領域があります。
(「光」は「電磁波」の一種。)
その領域を図にするとこんな感じで
まさに「虹」の色です。
紫より外の「紫外線」や赤より外の「赤外線」の元では
色を見ることはできません。
よく映画のCMで
「もう何度泣いたか分かりません。」なんてコメントとともに
暗視カメラで客席のお客さんを写した映像を目にしませんか?
あれは人間が光として感じることのできない
「赤外線」を反射させて捉えた映像なのですが
カタチは認識できても、色を識別することはできません。
人間が色を認識できる光の波長が関係していたんですね。
ちなみに
悲しくなって見上げたから空が青かった訳でも
夕焼けこやけに赤とんぼが飛ぶから赤い訳でもありません。
空に色が付いて見えるのは
太陽の光が空気中のチリや水滴などの細かい粒子にぶつかって散乱するためなのですが
太陽と自分との距離によって目に届く光の波長が違うからなんです。
太陽と自分の距離が近ければ短波長の青が目に届き
太陽と自分の距離が遠ければ長波長の赤が目に届く。
148cmのアタシと、189cmのカレでは
実は見えている空の色が違うのかもしれませんね。
………。
色々知ると、逆に不思議になります。
色だけに。
………。
次回は『動物には色が見えるのか?』について書きたいと思います。