UPDATE:2017.5.9
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赤を明るく。
「この赤をもっと明るくしてください」先日、そんな修正をいただきました。
おっしゃることはよくわかります。
しかし、これがなかなか難しいのです。
印刷で使う色は以前ブログでご紹介しました。
こちら→印刷で使う色
そして「赤」は、
マゼンタとイエローの掛け合わせです。
それぞれを100%にすると「真っ赤」になります。
まじりっけなしの純粋な赤色です。
さて、これを「明るく」する、となると?
他の色を混ぜたら絵の具と一緒で色は暗くなってしまいます。
マゼンタとイエローを120%にする・・・というのはなしです 笑
結果どちらかの色を減らすほかありません・・・。
ですが、色の割合を減らせば少しずつ「赤」とは違った色に変わっていきます。
むむむむむ…。
ピンク寄りになったりオレンジ寄りになったり、パーセンテージによって色はどんどん変わります。
今回は、マゼンタとイエローをそれぞれ90%にして「朱色」にしました。
ご希望に沿えたようでよかったです♪
色を「明るく」見せたいときは、パーセンテージを変える以外に、色の面積を大きくするのも効果的です。
同じ色でも広い面積の方が明るく見えるからなんですね〜。
お家の外壁を決める時や家具を決める時も小さいサンプルと実際の商品では色合いが違って見えるのでご注意を!