UPDATE:2016.8.26
- CATEGORY
披露宴の必需品、メニュー表
こんにちは、ワカです。結婚式にお呼ばれした時、何を楽しみに行きますか?
新郎新婦様の晴れ姿、久々に集まる仲間たち、非日常を感じさせる素敵な空間…
どれもそうだと思いますが、それに負けず劣らず楽しみなのが“お料理”ですよね。
下世話な話ですが、高いご祝儀を払っているのだから美味しいものをお腹いっぱい食べたい。
これは親戚のおじ様・おば様がたのホンネです。
今日は、そんな“お料理”の観点から見た結婚式における
『メニュー表の大切さ』を熱く語りたいと思います。
『メニュー表』とは、披露宴で出てくる料理名が書いてある表です。その名の通りです。
テーブルの上に予めセッティングされていたり、席次表の後ろの面にくっついていたりします。
私は、食事が始まる前から料理内容を知ってしまうのは嫌なので、
席次表にくっついていたとしても事前に見ることは避けます。
できればテーブルにセットしてあるタイプの方がなお良しです。
このメニュー表、さりげなくあるように見せていて、実はとても大事な役割を担っています。
数年前に起きた食品偽装問題により、飲食店のメニューにおける産地や原材料の表記がとても厳しくなりました。
結婚式場も例外ではありませんでした。
私の居た式場でも表記の内容はもちろんのこと、今までは新郎新婦様の意向で選べた設置する・しないも
メニュー表自体を置くことが義務付けられました。
……という機能的な役割はもちろんですが、それ以上に大事な役割を果たしていると私は考えます。
それは、、、“コミュニケーション”です。
ジミ婚・ナシ婚なんて言葉も一般化し、
盛大な結婚式ではなく親族だけで小さくやろう!というのがむしろ主流になりつつある今日この頃。
キャンドルサービスやお色直しなど大きな演出もなくお食事を楽しみつつ
みんなで和気藹々とお話しできる会にしたいと考える新郎新婦様は本当に多いです。
だけど、その日会ったばかりの相手の親族とこちらの親族。
果たして共通の話題があるのだろうか。
会話は盛り上がるのであろうか…
これも同じく食事会スタイルを検討する新郎新婦様がほぼ全員ぶち当たる壁です。
そこで一役買ってくれるのがメニュー表なのです!!
「このお肉美味しい!」「信州牛ですって。」「やっぱり違うなぁ。」
「この小さい赤い実はなんでしょうね。」「食べられるのかな?」「マイクロトマト…トマトだそうです。食べれるよ。珍しい!」
これは実際に私が耳にした披露宴での食事の会話の一幕です。
このように、目で見た・味わったお料理と、それが何であるのかの答えが記載されているメニュー表で
一品一品クイズのように会話が盛り上がります。
更にそこから発展して家庭菜園の話や、趣味がアウトドアであること、登山でヒマラヤに登った話など
さっき会ったばかりのお互いの親戚同士の会話が様々な広がりを見せていました。
その姿を見て新郎新婦様も一安心。
親族だけのお式であればこそ、メニュー表には力を注いでほしいと私は考えます。
できればシェフにそのお料理に込めた思いを聞いたり、どう食べるのが一番美味しいかなどのアドバイスを貰えば
とっても充実した内容になりますね。
新郎新婦様にそれぞれドラマがあるように、
メニュー表も1枚1枚、ページをめくるごとにお料理の物語を読めるようなそんなものを作りたい。
結婚式の当日も、大切な二人の思い出の1ページです。
小さなものですがぜひこだわってほしいと思うメニュー表のお話しでした。