UPDATE:2017.2.27
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情報不足をたのしむ。
週末はとてもいいお天気だったので、ご近所をお散歩してみました。歩いてびっくり!
外はもう、ずいぶん春らしくなっているんですね。
いつも車に乗ってばかりなので気が付きませんでした…。
霜柱はなく、土はふかふか♪
緑が増えた土手には小さい花が咲いていました。
茶色ばかりの真冬とは大違いです。
梅の木も何本か見かけましたが、さすがにまだ咲いていませんでした。
梅といえば、「梅の花、上向きに咲くと晩霜あり」という言葉があるそうです。
晩霜(ばんそう)なんて初めて聞きましたが、遅霜のことでした。
梅の花が上向きに咲くと晴れの日が多く、翌朝は放射冷却で寒いため「晩霜あり」となるそうです。
きっとおばあちゃんの知恵袋的に、むかしから言われてきた言葉なんだと思います。
それにしても、よくそこに気が付きますよね。
むかしの方って本当にすごい。
わたしは梅の花の向きを気にしたことがありません。
そもそもいつ咲いてどのくらいで散るかもわかっていません。
春の訪れはいつも、ニュースのお花見情報でした。
むかしむかしは、インターネットはもちろん、テレビもラジオもありません。
今より圧倒的に情報が少ない生活です。
でも「情報が少ない=不便」ではなかったように思います。
情報がないならないで、自然を観察したり、過去を思い出したり、みんなで相談したりして、一生懸命考えていたかもしれませんよね。
毎朝日の出の時間を気にしたり、空模様を窺ったり、花の開花を待ってみたり。
今あるものだけを観察してひたすら考える。
なんだか楽しそうな気がします。
たまにはそんな時間もいいですね。