UPDATE:2021.3.18
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好きなものを選ぶ楽しさ
先日、名刺のご依頼をいただき、お好きな紙を”紙見本”の中から選んでいただきました。
「こんなにたくさんあるの!?!」と驚きつつも、
楽しそうに紙を選んでくださいました。
わたしたちは、普段から
いろんな紙に囲まれて暮らしています。
ポスティングされるチラシやDM、
新聞に雑誌、本に辞書。
カレンダーにメモ帳、包装紙や領収書。
身の回りにある紙製品は、
それぞれのモノに似合った種類の紙が使われています。
たくさん印刷するチラシなら、価格を重視した紙だったり、
辞書なら、薄くて丈夫な紙だったり、
包装紙なら丈夫で質感のよいものだったり。
そんなモノごとに似合う紙の概念を超えて、
珍しい紙が使われていると、「お?」 と目を引きます。
以前読んだこちらの本は、帯にボール紙が使われていました。
段ボールで使っているようなあの紙です。
本に巻けるくらいの薄さですが、凹凸がはっきりした手触りのよい紙でした。
本の帯といえば、ブックカバーの紙に似た質感だったり、
つるつるした紙だったり、選ばれる紙はおおよそ決まっているのかなぁと思っていたので
ボール紙とは驚きました。
戦争中のお話だったので、精製された白い紙ではないボール紙の雰囲気が
とても似合っていると感じました◎
紙の種類ひとつで、仕上がったモノの表情が変わります。
紙の印刷物を作る際は、ぜひ紙選びもお楽しみください( ^ω^ )♪