UPDATE:2017.7.19
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印刷用紙の厚さの話。
こんにちわ!山口です。
前回のブログで、印刷の基礎を書かせていただきましたが、その流れで、今回は軽く厚さの単位に触れてみようと思います。
個人で印刷物の入稿をされた経験がある方はご存知かと思われますが、用紙の厚さの単位、あまり馴染みのないものだと思います。
kg
キログラム
厚さの単位なのに重さなんです。
しかも
70kg 折り込みチラシなど
135kg 適度な厚みと耐久性でフライヤーなどにおすすめ
220kg 官製はがきより厚く、丈夫で重厚感あり
など、めちゃくちゃ重いんです。。
自分も最初は混乱しました。
135でいい?
とか言われても全然ピンときませんね。。。
これは”連量”という単位なんです!
連量の他に日本では、坪量という単位もありますが、僕が思うにですが、ほとんど連量で表記されていると思います。
連量とは原紙x1000枚の重さを表しているのですが、厄介なのが、原紙といってもサイズが様々だという事。。。
そうです。
原紙によって厚みの表記の基準が変わってしまうのです。
なので印刷会社によっては四六判など、ポピュラーな原紙サイズに統一して表記しているところが多いです。
坪量は1㎡あたりの一枚の表記なので、坪量の方が分かりやすい気がしますがなんででしょうかね。。
もしかしたら、一枚だけだと、凹凸や一枚一枚の微量な差などが影響して正確な安定した表記が出来ないのかな?
と思いますが、あくまで憶測なのでまた後日調べてみたいと思います。
ついでにこれは日本の単位ですので、海外では色々勝手が違うようです。重さもlb表記だったりと、どこへ行っても付きまとう単位の壁ですね。
さて、話は連量に戻りますが、この四六判という原紙サイズは788mmx1091mmです。
なので、印刷前の用紙、788mmx1091mmx1000枚の重さが135kgとか220kgということになります。
しかしながらユーザーにしてみたら、そんな大きな紙を千枚も重ねたことはないですし、単位を理解しても、全然ピンときませんね。笑
なので、最終的には厚みや質感、自分の目で指で確かめてから用紙をチョイスしたいものです。
アプリコットでは、様々なサンプルや、今までの政策実績の実際の用紙を手に取って、選んでいただけます。
紙面上の色や文字、アートワークももちろんですが、紙の厚さも含めてデザインだと考えています。
例えばフライヤーでも用途に応じて、
かさばらずに手で簡単に折れ安価な90kg
飲食店などに長期にわたり置くなら、濡れや角折れに比較的強い135kg
など、お客様のシーンにあった用紙をご提案させていただきます!
文字ばかり長くなりましたが、以上紙のお話でした!