UPDATE:2017.2.10
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初心者のためのデザイン日誌20
こんにちわ。初心者のためのデザイン日誌今回は欧米フォントについてのお話です。欧米フォントにはセリフというものがあります。セリフとは何かということも説明したいと思います。
セリフ系とサンセリフ系
フォントの種類
欧米フォントは大きく分けて「セリフ系」と「サンセリフ系」に分けられています。和文フォントで分類されている明朝体が「セリフ系」、ゴシック体が「サンセリフ系」です。そもそもセリフってなに?
セリフとは、タイポグラフィにおいて文字のストロークの端にある小さな飾りを意味します。 セリフを持つ書体をローマン体と呼びます。 ArialやHelvetica, Corbel, Calibri、Segoe UIです。ちなみに、「サン」とは「ない」、「セリフ」とは「ウロコ」という意味です。
長い文章には明朝体が適切と言われています。英語であれば、サンセリフ書体よりも、セリフ体の方が長文向きで、可読性に優れています。新聞や論文のように、長い文章には「セリフ書体」を使った方が、読み手にストレスを与えません。
ただし、長い文章を書く場合、太い明朝体はそれほど可読性が高くありません。ただし、長い文章を書く場合、太いセリフ体はそれほど可読性が高くありません。以下のように、長い文章には「細めのセリフ体」がベストです。もちろんサンセリフ体が絶対に良くないというわけではありません。細いサンセリフ体であれば、可読性は充分に高くなります。長文には基本的に細いフォントが読みやすいということですね。
タイトルや小見出しは、全体の内容を把握・理解する上で重要な役割を果たします。小見出しは、重要なことが書かれるとともに、区切りを明確にする役割をもちます。したがって、タイトルや小見出しを目立たせ、「視認性」を高めることで、受け手の理解を促進することができます。本文が明朝体やセリフ体であっても、タイトルや小見出しには、サンセリフ体を用いる方が受け手に優しいデザインとなります。当然、英語の資料であれば、サンセリフ体を用いるのが基本になります。