UPDATE:2017.3.30
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ロゴづくりの魅力とリンゴのお話
山口です。最近ロゴマークを作らせて頂く機会が増えてきて、張りのある毎日を過ごしています。
自分もまだまだ分からないことだらけですが、ロゴを作るうえで大切な事って、作業に入る前の情報収集だと思うんです。
そしてその情報収集が自分はとても楽しいです。
先日、やらせて頂いたのが、とあるリンゴ農家さんのロゴでした。
自分はリンゴが好きで秋になると良く食べるし、まぁまぁ詳しい方だと思っていましたが、いざ作業に入ると分からない事、知らない事だらけで、、、。
でも今はインターネットっていう、最強のツールがあるおかげで、素人でも沢山の情報を知る事が出来ます。
さっそく『林檎』について、歴史、語源、育て方、産地、品種など片っ端から調べていきました。
自分にとってこの作業は、もしかしたら一生知らずにいたかもしれない事実を知れるっていう、贅沢な時間です。
そしてまず気になったのが、『檎』という漢字。
見慣れない漢字ですよね、林檎以外では。
自分も全く書けませんでした。。
この『檎』について少し書きます。
林檎の歴史は古く、今から4000年以上も前にさかのぼります。
場所は中国、日本名では和林檎といいますが、今のものよりかなり小ぶりで味は渋かったようですが、すでに食されていました。
リンゴという読みは日本の物で、本国ではリンキンと読まれていたようです。
そしてこのキン『檎』という文字自体がリンゴを意味するらしいのですが、この漢字の旁の部分は鳥を意味するようです。
その昔、林檎の果実を求めて野鳥が気に集まっていた事からこの形になったみたいです。
そのあと、ヨーロッパに伝わり、アメリカ開拓時代にアメリカにわたり、一気に品種改良が盛んになり今の林檎が誕生しました。
日本へは、江戸時代位にアメリカより苗木が輸入されたのが始まりだとか、それまでは原種の和林檎しかなかったそうです。
ちなみに和名を旭という日本ではあまり馴染みのないリンゴがありますが、英名をMcIntoshといいます。
カナダのアラン・マッキントッシュ農園で1870年頃に誕生した品種で、MACの社名の由来になりました。
あの見慣れたリンゴマークにもちゃんと品種の設定があったんですねー。
面白い。
まぁ全部調べただけなので、誰でも知れる知識ですが、仕事を通して様々なジャンルに首を突っ込める事は楽しく、魅力的な事だなーと思いました。