ムードメーカーになりたい

UPDATE：2017.9.19

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先週までとは打って変わって、台風一過とともに残暑が戻ってきましたね。
季節の変わり目は、なかなか気候も安定せず、予測が難しいものです。
お店をされている方、売れる商品や売り上げが気候に左右されるということ、わりと多いのではないでしょうか。

私も前々職で紙媒体の服飾通販の企画をしていた時には気候を予測して販売計画を立てていたので、
今年のように例年にない気候がくると、気候に合った商品を臨機応変に差し替えていくことができず、かなりダメージを受けていました。

たとえば販売計画時、
「秋といってもまだまだ残暑厳しい9月、最近は10月に入ってようやく秋本番。だからこの時期は秋色の半袖をたくさん作っておこう！」
と構えていたところに、
「今年は夏があっという間に終わってもう秋が来た。寒いから早くカーディガンがほしい！」というお客さん。
半袖商品は残り、あとで仕掛けようとしていたカーディガンは売り逃し、とっても残念なことになります。

そこで、気候一辺倒ではなく、他の指標も大切に企画を立てていきます。
ご存知、MDカレンダー（一年の行事や気分を書き込んで、お客さんのモチベーションを知るためのもの）です。

たとえば9月ならば
・防災（9/1は防災の日）→非常食、期限は大丈夫かな？防災グッズの見直し、ちゃんとしなきゃ。
・新学期スタート→新しいノートやふせんで気分を変えよう♪
・敬老の日→おばあちゃんに、何をプレゼントしようかな？
・シルバーウィーク→連休だ！どこへ行こう？良い旅行プランないかな？
・行楽シーズン→旅行グッズ、便利なものは無いかな？
・手帳→10月はじまりだから、そろそろ選ぼう。今年はどんなものにしようかな。
・結婚式→秋はお呼ばれが多い季節だな。ワンピース、新調しなくちゃ。
・・・などなどなど。

イベントとその時の気分をどんどん書き出していき
そのとき時の項目から、お客様の気分を深堀し（深堀することが、大切でした）、その気分から購買意欲を盛り立てるような企画や商品を考えていきます。
気候軸で考えていた企画が失敗しても、こちらである程度は確保してくれるので、季節の変わり目は特に大切な指標でした。

近くの雑貨屋さんをのぞいてみると、

旅行に、

手帳！
かなり推されていました。
私は手帳は１月スタートなので、まだまだ買い替え時期ではないのですが、
ここまで、「いい手帳、揃ってるよ！」とアピールされてしまうと、ついつい、足を止めて物色してしまいます。
手帳用シールやメモなど、今すぐ使えるものもたくさんで、目移りしてしまいました・・・

イベントに合わせて、そのイベントを盛り上げるプロモーションをかけること。
このイベント、楽しいよ、このアイテムがあったら、もっと楽しいよ！と。
基本ですが、やっぱりとっても効果的ですね。（私が乗せられやすいだけ、ではないはず・・・笑）

他にも、X月XX日は○○の日！○○が美味しい季節！もうすぐ満月！などなど、
小さいけれど、雰囲気があって親近感の沸く身近な出来事を丁寧に拾っていくのも
魅力的なプロモーションになるのだなぁと、ウィンドウショッピングであちこちに目移りしながら改めて思うのでした◎