ウソを本物にするブランディング

UPDATE：2017.10.23

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こんにちわわー。

アプリコットデザインのハシバです。
少し前までやっていたアニメで「レクリエイターズ」というもの最近見ていたのですが、内容がデザイナーにも通ずるものや共感できる描写など多数あったので今回はそのアニメを通じて、ブランディングのある手法についてご紹介していきたいと思います。

【引用元:http://recreators.tv/】
概要は超簡単に説明すると、創作した漫画やアニメ、ゲームのキャラクターが現実世界にやってきて大変なことになるアニメです。(笑)

原因はある人物が現実世界に創作物のキャラを召喚して世界をハチャメチャにしようと企んでいるですが、とある描写でその犯人をやっつけるために漫画やアニメ、ゲームの創作者が力を合わせて新しいキャラクターを企画して現実世界に召喚し、犯人と戦わせるシーンがあります。

しかしそのキャラクターには人格がないため、世界の人たちからキャラクターとして承認されませんでした。アニメの設定で人々に承認されないと存在できないというルールがあったため、その新しいキャラクターは犯人に勝てずに企画は失敗に終わってしまいました。要するに作り込みが甘かったのです。

その状況を打破するために主人公はもっと世界の人に承認してもらえるような、犯人を倒すことができるストーリーや設定をアドリブで考えて作り込みます。そしてその設定は人々に承認されて認めてもらい、現実世界に具現化して犯人を倒してめでたしめでたしという流れなのですが、、、

そのアニメを見ていて私はふと、昔本かなにかで見た「売りたいものと少し関係ない内容でも、企画などは作り込むことによってブランド力が高まることがあるんだよ」という言葉を思い出しました。

これ、多分あんまりスタンダードな手法ではなく、どちらかというと変化球で全てに通用するものではないですし、難易度が高いブランディングの手法だと思うのですが、成功した時はその売りたいものに独自のイメージや価値を与えることができるためハイリスクですがハイリターンな手法だと私は認識しています。

【引用元:http://shinetsu-tennensui.com/】
弊社でいつもお世話になっている栄村のしろくま天然水も、このブランディング手法に該当するかと思います。
長野県にはしろくまはいませんが、ストーリーでしろくま親子のおとうさんが息子に安全で安心して飲めるおいしい水を届けるために長野県の栄村まで水を探しに来るというものがあります。ストーリーは以下の通りです。

「おいしい水は、どこにある？」
家族に、自分のこどもに、安心して飲めるおいしい水を届けたい。
しろくまのお父さんは、お水を探す旅にでました。
長い旅の途中で偶然迷いこんだ森の中には、探していたおいしい水が湧いていたのです。

安心の天然水を大切な人へ

安心の天然水を大切な人へ
安全な地下天然水を採取し、
厳しい品質管理基準、毎時間毎の水質
そんなしろくまお父さんと同じ思いやお悩み事がある人、素敵なストーリーに共感してくれた人、そんな方達(ターゲット)へ向けてゼロベースからブランディングストーリーを作り上げたのです。

＼コチラはしろくまおとうさんのストーリーのCMです！／

そういえば、関係ない話ですがこの間長野市のとあるドンキホーテへ行った時に、おしゃれなパスタ屋さんでしろくま天然水が販売されているところを発見しました。
こうしてしれっと街で見かけるとついウキウキしちゃうますね♪