UPDATE:2016.10.11
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イモトはアイガーに、私は燕岳に。
こんにちは、生まれて初めての筋肉疲労による軽い発熱を体験中でぐったりなワカです…。週末、燕岳(つばくろだけ)に登ってきました。
長野県では中学校でこの山に登る学校も多く、とっても有名な山です。
私は中学校では常念岳に登ったので、初対面でした。
だけど、ここ2年くらいでいくつか山に登ってきたので、中学校の頃よりはサクッといけるだろう!
と一瞬でも思ってしまった私がバカでした。
そうは言っても登山初心者であることを忘れていたのでしょう…。
今まででいっっっっっっっっっっっっっっちばん辛かったです。
本当に本当に本当にキツくて、いい歳こいて途中で本気で泣くかと思いました。笑
先週、イッテQでイモトがスイスの名峰、アイガー(3,970m)に登って命の危機にさらされ号泣していました。
標高2,857mの燕岳は、アイガーとは比にならないくらい安全で登りやすい山ですが、
『北アルプス三大急登』のひとつとされるくらい急坂でなかなかキツイ登りと評されており、
燕岳に登る自分の姿と、イモトの姿をいつしか重ね合わせていました。
「腰が痛い」「足が痛い」「息苦しい」事実ではありますが言い訳をして何度も途中で断念しようと思いましたが
向こうから下山ですれ違う私よりも一回りも二回りも上の年齢であろうおば様に
ハツラツと「こんにちは!」と言われる度に、ヘロヘロになっている自分が情けなく、
「ここで負けちゃいけん!」と奮い立たせ1歩1歩を進めました。
山頂は雲の上で、日本昔話のような景色が広がっており、
晴れ渡る青空の中には富士山や槍ヶ岳など名だたる名峰を見渡すことができましたが
絶景よりも半分終わった喜びが私のテンションを上げてくれました。
が、さすが三大急登。
下っても下ってもたどり着かないゴールに何度も心は折れ、だけど進まなければ一生終わらない登山に
膝はガクガク、腿はプルプルしながらも9時間かかってようやくゴール。
まだ暗いうちから登り始めたのに、また日が落ちて薄暗くなっていました。
下山後、写真を頼まれた県外の団体さんに「長野市なら近くていいですね〜。」と羨ましがられました。
他にも駐車場には様々な県外ナンバーの車。
すれ違う人の中には外国語を話す人も混ざっているほどとっても人気の燕岳でした。
そのためだけにも長野に来る人たちがたくさんいるんだな。
たくさんの名峰がある長野県に住んでいることを誇りに思いました。
どんな高級料理よりも最高に美味しかった、疲れ果てた山の上で食べたカップヌードル。
ゴツゴツの岩もない歩きやすい道、あったかいお風呂、ふかふかの布団。
なんでもない日常に感謝。
あぁ辛かった。
また行こう。
左に写っているゴツゴツの山が燕岳山頂。