UPDATE:2018.8.5
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【COFFEE BREAK】_10 モノからコトそして
モノが売れない時代、モノ消費からコト消費へ というワード、よく目にするようになりました。
先日も某ピザ屋さんへ行った際に
「ピザ作り体験会開催」なるチラシを見て
どこもかしこもコト消費だなと頷いていました。
SNSの普及がこれを大きく後押しし、ここまで騒がれるようになりました。
わかりやすい事例で行くと
http://www.tanita.co.jp/
・家族で体を動かす体験を売る「任天堂」
https://www.nintendo.co.jp/wii/
・世界一のバタートーストを食べる体験を売る「バルミューダ」
https://www.balmuda.com/jp/toaster/
しかし、最近ではこの動きに変化が出てきたように思います。
それは「インスタ映え疲れ」による反SNSの動き。
SNSで見栄えするためだけの消費に疲れてきたのかもしれません。
そこで、これからは共感を生み出す「ストーリー消費」
見た目だけでなく、本質的な部分を求める動きが顕著化し始めていると言われています。
モノを購入して、それをどう生かすか、モノを使っていく背景や過程を楽しむのです。
つまり、人に自慢したり、自分で満足するコトではなく、それをどう使って生かして行くかという
そのストーリーを重要視し始めているということなのです。
例えば今20代を中心にオーダーメイドスーツが流行っています。
自分らしさやこだわりをオーダーメイドスーツに求め、そこから「自分だけのストーリー」を作り、共感を生み出すという「体験」を得ています。
他人とは違う自分らしさを持ち、モノにストーリーを込めることでより大切に使うことができる。そんな消費の仕方なのです。
コト消費を生むには「こんな体験どうですか?」という切り口でしたが
ストーリー消費を生むには、そもそもストーリー消費を狙った
「商品」の企画・開発が必要なのかもしれません。
日々変わっていく消費者動向。
時代の流れに合わせて柔軟に企業も変化して行く必要があるのですね。