UPDATE:2022.9.2
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「推し」の存在で引き出されるクリエイティブ。
突然ですが、私は絵を描くことが好きです。というか、絵を描くことが好き「でした」
というのも、私は絵を描くことが好きなわけではなく、「好きなものを描くのが好きなんだろうな」と
感じることが多くなったからです。
話は少し変わりますが、みなさんはファンアートというものをご存知ですか?
ファンアートとは既存の作品をファンが創作するアート(イラストなど)というものでオタク文化の中では一般的なファンの活動です。
他人がつくったものを勝手に借りて作り出されるアートなので、原則的に言えば違法な行為となるらしいですが好きが高じて作り上げられたものであるので著作権を持つ作者が訴えない限りは罪に問われないそうです。(グレーゾーンってやつか!)
作者側もファンアートはファンによる「ファン活動である」という認識を持っていることが多いようです。
例:ファンアートとして描かれたジョングク
絵を描いたり何かをつくったりというのは想像よりも遥かに労力が必要で、ましてや特に報酬があるわけでもない、ただの自己満足の世界で
これだけの労力で好きなものを表現するって考えると、愛がすごいですよね…!
でもその気持ちはすごくわかるんです。
最近、お仕事に関する調べ物をいろいろとしていたのですが、
という記事をみつけました。
大変興味深い記事なので是非みていただきたいのですが、この記事に「ファンにとっての推しの存在」について書かれているんです。
中でも個人的に刺さった部分を抜粋してみると
よくみるのは推し活を初めていきなり行動力があがるという現象。こういうことだったんですね。
そう考えると「好き」というエネルギーってすごい原動力だなあと思いました。
最初の話に戻りますが絵を描くことが好きなわけではなく「好きなものを描くのが好き」というのは
「好き」というエネルギーがあるからこそなんだなと気づきました。
ただの推し活、されど推し活…自分の好きという力を活かしていろんなことを経験したり学んだりできるチャンスだったりもするかもしれません。
自身もなにかしら表現したい、活動したい欲求に突き動かされるのが「推し活」の神髄です。
推しへの愛を、コーデやファンアート、ハンドクラフトで表現する人もいれば、推しと同じ趣味を始める、推しの言語を学ぶ、などで推しと感覚を共有する人もいる。
特に、推しがアイドルの場合、現在進行形で同じ時代を生きる人間として彼ら彼女らのそのパーソナリティを尊重する傾向があります。
推しが今までとは違う新たな活動を始める、そのために今までの活動を縮小することもある。
それも推しの望みであるなら応援していきたい、という一種の親心(同世代であれば同志意識)が働きます。
引用: