UPDATE:2018.5.30
- CATEGORY
- 信州ファームデザイン
なぜこれはおいしいのか?
こんにちは。小布施マスターと言われつつも、小布施をマスターできるレベルなのかすごーーーく微妙なたけうちです。
しかしながら、最近小布施にとてもご縁のある私なのです(笑)。
私は今小布施にある3軒のお客さんとお仕事をしています。
そのうちの1軒が、先日中村さんのブログにもあった川上農園さん。
先日のマルシェでは、美味しい100%りんごジュースやジャムなどを出店してくださいました。
試飲でお配りしていたりんごジュースは、甘すぎず、自然な酸味と甘みが絶妙。
でも、本当に言いたいのはそんなことじゃないんです!!

100%生絞りである上に、糖質もしっかりオフ。
一般的に「糖質オフ」と言われている基準から、なんと5~15%も糖質を抑えているこのジュース。
でも、しっかり美味しい。
特別何か製法があるのでしょうか、と思いきや。
ジュースの製法ではないんです。
なんと、糖質のコントロールは全てりんごの実をならせるところから。
そうです、だって100%ですから。
そこに自然なおいしさの訳がありました。
最近、「オーガニック栽培」や「無肥料無農薬」という言葉をとても良く聞くようになり、
自分もなんとなくそれらを選ぶようになっていました。
しかしながら、オーガニックという言葉の陰に隠れている生産者さんのことを私はほとんど知りませんでした。
今回、川上さんに実際の壮絶な農作業の様子をお伺いし、
ホームページやパンフレットなどでは、簡単にさらりと伝えることのできない苦労があることを知ったのです。
りんごジュースをいただいて、「あーー美味しい!!」と思う。
でも、その本当の理由は、消費者の立場じゃあまり見えないんですよね、
お話を聞くでもしない限り。
こだわり抜いて作ったものですから、決してお安いものではありません。
でも、価格だけではない価値や満足がある、と川上さんは仰っていました。
安かろう悪かろうものだけを消費し続けるのは、確かにちょっと寂しい。
時に、誰かが一生懸命作ったこだわりの品を生活に取り入れることで、暮らしが少し豊かになる。
いや、これほんとです。
ていねいな暮らし、というキーワードが盛り上がっている背景もそこにあると思います。
心が豊かになれるようなお買い物ができること。
さらに視覚でもそれが楽しめること。
なんでおいしいのか知りながら、しみじみ味わえること。
そして、時々作っている人と繋がれること。
これこそ現代の楽しい消費活動だ!!!!!!
とはっとしたのでした。
さらりと説明できないことを知ってもらうことはそう簡単ではないですが、きっと私たちにお手伝いできることは沢山ある!と思ってみんな日々仕事をしてます。
暑い日が続きますが、お外でお仕事をされている農家さんの皆さま。
くれぐれも体調にはお気を付けくださいね◎
それでは!