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不定期で10年後も必要とされるデザイナーになるための情報をお届けしています。
今日は「椅子取りゲームを制して自分の価値を最大化する!」というテーマでお話をしたいと思います。
ビジネスとは等価交換
みなさんも普段、コンビニで100円の水を購入する事があると思います。これは「水」を「100円」と交換しているということすよね。
もしきっと、あなたがその水に対して100円では高いなと思ったら買わないですよね。
高いか安いかの判断基準は「価値」があるかないかで、
その水に100円の価値があると判断したからこそ購入に至るわけです。
これをビジネスの世界では等価交換と呼びます。
「私は水を売っているわけではないから関係ない」
いえいえ、そんなことはないのです。
会社のお客様から頂いている売上金は、
みなさんが提供したデザインという価値とお金を交換しているのです。
10万円のデザイン費用に対して、提供したデザインの価値がないと判断されれば、
お客様は不満を抱き、二度と依頼をしてくれないかもしれません。
逆に10万円のデザイン費用に対して、それ以上の価値があると判断されれば、
お客様は喜んで次も依頼してくれるようになります。
非常にシンプルなお話ですよね。
一人ひとりが価値のあるお仕事を提供しないと、
会社としての価値も下がり、みなさんの給与にも影響します。
お客様から頂いた売上金は、
会社で預かって、経費などを差っ引いてみなさんの給料として分配されています。
売上が下がれば当然、分配できるお金が減るので給料が下がるわけです。
ここまでは小学校でも教わるような内容ですね!。
給料はどうやって決まる?
では、売上は全員に均等に分配されるのでしょうか?そんな単純なものではありませんよね。
Aさんの給与とBくんの給与が異なる場合もあるのです。
この分配率をどうやって決めているかといえば、
会社に対して提供した価値の量です。
提供した価値が多ければ多いほど分配率は上がり、
Aさんの給与とBくんの給与の差になるわけです。
これもまた非常にシンプルなお話ですよね。
価値の交換、等価交換が行われているのです。
では、価値を上げるためにはどうしたらよいのでしょうか?
価値を上げるためには2つのポイントがあります。
ひとつは質の高いデザインを作る事。
そしてもうひとつは社内において自分のポジションを確立する事です。
どちらか一方では不十分です。
例えば、いくら質の高いデザインを作ることができても、
社内においてポジションが確立されていなければ仕事が回ってこないという現象が起こります。
逆に社内のポジションが確立されていても、
質の高いデザインを作ることができなければ価値は上がりません。
両輪でバランス良く考える必要があるんですね。
ポジションを確立しよう!
では、ポジションを確立するとはどういった事でしょうか。一言で説明すると、ロゴといったらAさん、かっちょいいデザインといったらBくんみたいに、
周りから「●●の人」と想起される状態にしておくということです。
例えば営業がお客様からロゴの制作を依頼された時、
ロゴ制作といえばAさんというイメージがついていれば、
Aさんにロゴ制作を依頼する可能性が高くなります。
ロゴ制作の依頼が増えれば増えるほど、ロゴ制作のお仕事がAさんに集まってくるので、
Aさんは自分の得意な分野のお仕事を数多くこなすことができ、
社内外の評価も高まり価値が上昇するわけです。
さぁ、あなたはあなたの会社の中で、どんなポジションにいますか?
もしまだポジションが確立されていないのであれば、
今すぐにどのポジションを狙うべきかを検討して、速攻でポジションを獲得してください。
ポジション取りは椅子取りゲームみたいなもので、
空いている椅子は早い者勝ちですよ!
・・・
えっ、ポジション?よく分かんない!
そんな方のために、よくあるポジション例をあげておきますね。
よくあるポジション例
特定のジャンルでポジションをとる
「WEB制作」「ロゴ制作」「パッケージ」など、特定のジャンルのポジションを狙う方法です。しかし特定のジャンルのポジションは比較的埋まっている事が多いのでライバルが多いかもしれません。
そして、仮にロゴ制作を選んでも、会社としてロゴ制作の仕事がほとんどなければ意味がありません。
会社の受注傾向も踏まえながら、ある程度の仕事のボリュームがあるポジションを狙ってくださいね。
テイストでポジションをとる
「スタイリッシュ系」「かわいい系」「かっこいい系」などテイストでポジションを狙う方法です。しかしこちらのポジションも比較的埋まっている事が多く、ライバルが多いかもしれません。
機能的なポジションをとる
仕事がめっちゃ早い、瞬発的に対応してくれる。こちらは機能的な価値が高いのでポジションを十分に狙えます。
納期がタイトな案件が発生した時に、仕事が早いAさんに依頼されることも多くなるでしょう。
ただ当たり前ですが、仕事が早いことが大前提なので、仕事が遅い人は狙わないでくださいね。
情緒的なポジションをとる
仕事を喜んで受けてくれる、笑顔で話を聞いてくれるから仕事の相談もしやすく依頼しやすい。これら仕事の依頼しやすさというのも十分ポジションになります。
業界でポジションをとる
ペット業界といえばAさん、カフェといえばBくんみたいに、業界でポジションをとることも可能です。いかがでしたか?
あなたの会社の空いているポジションをぜひ探してみてください。
そして、普段から社内外に向けて「●●が得意だよ!」とアピールすることで、
次第にポジションを獲得できる様になります。
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ただいまアプリコットデザインでは、一緒に働いていただけるデザイナーさんを募集しています。
特にWEBデザインができる方大歓迎。
3年以上の実務経験が必須ですが、我こそは!という方はぜひご応募ください。
今すぐは無理という方もお問い合わせください。
デザイナーという職業を天職に変えていきながら、
10年後も必要とされるデザイナーになるために一緒に学んでいきましょう!
みなさんが昨日より今日、一歩でも前に進みますように!
それではまた!