BRANDING
ブランディング
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ブランディングとは、一般的にロゴを変えたり、デザインを統一させたりするイメージがあるかと思います。
現代では、いろんな場面で「ブランディング」という言葉を耳にするようになり、言葉ばかりが先行して一人歩きしているような気もします。
定義もさまざまで「結局ブランディングって何?」と疑問に思う方も少なくありません。
ブランドは、放牧している家畜が他人の家畜と紛れてしまわないよう、自らの所有物であることを示すために「焼き印」をつけたことが始まりといわれています。
つまり、ブランドとは「識別」されている状態であるといえます。
ブランド=識別されている状態だよ!
Aさんにとってあなたの会社が識別されていれば、Aさんにとってあなたの会社は「ブランド」ということになります。
まずは「ブランドになる=識別されている状態」にすることが大切です。
ところがここで重要なのが「どんな風に識別されているか」です。
「どんな風に識別されているか」をブランドイメージといいます。
ブランドイメージは人によって異なります。
同じブランドのイメージにしても、Aさんは好印象なのに対し、Bさんは悪印象という場合もあります。
私たちは普段、何かしらのニーズが生まれたとき、そのニーズを解決するためにまず思い浮かべるのは、自分にとって好印象なブランドのはずです。
たとえば「コーヒーを飲みたい」と思ったとき、真っ先に思い浮かぶのはスターバックスなどの良いイメージのあるブランドであり、悪いイメージのブランドはまず思い浮かびません。
ブランドイメージが悪いと、選ばれる機会を失うので、好ましいブランドイメージを持ってもらうことが重要ですよね。
好ましいブランドイメージを持ってもらおう!
ところが、ただ単に良いイメージだけでは、選ばれる可能性はまだ低い状態です。
なぜなら、良いイメージのブランドは世の中にたくさんあるので、その中から自社のブランドを選んでもらう理由がなければいけません。つまり、何かしら他と違う独自性のあるブランドイメージを持ってもらうことが重要になるのです。
独自性のあるブランドイメージであることが重要!
消費者にとって好ましいブランドかつ、そのブランドならではの独自性が含まれていれば、選ばれる可能性がグーンと高くなるのです。
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ところがやっかいなのは、ブランドイメージとはその人が抱く心象であるという点です。いくら企業側が「こう思ってほしい」と呼びかけたところで、どう思うかはその人次第。
では、どうしたらブランドイメージを浸透させることができるのでしょうか?
人間関係を例にして考えると分かりやすいのですが、人は繰り返し会っていると、だんだん相手に対するイメージが作られていきますよね。いつもニコニコしているAさんは、「優しい人」というイメージが生まれるように。
人に対するイメージが、繰り返し接触するうちに形作られるように、ブランドもまた、ブランドに繰り返し接触する過程でブランドイメージが出来上がっていきます。
この接触する機会のことを「ブランド体験」と言うよ
企業側の「こう思われたい」を実現するためには、消費者がブランドに接触する際、「好ましいイメージ」を与えつつ「独自性」を感じてもらえるようなブランド体験を用意しておく必要があるのです。
繰り返し繰り返しブランド体験をしてもらうことで、企業側の「こう思われたい」と消費者側の「こう思う」が一致していきます。この活動を「ブランディング」と呼びます。私たちは分かりやすく「ユニークなブランドイメージを浸透させていく活動」と定義しています。
ユニークなブランドイメージを浸透させていく活動!
ブランド体験(消費者がブランドに触れるタイミング)には具体的に次のようなものがあります。
●ホームページを見る
●ロゴを見る
●看板を見る
●CMを見る
●SNSを見る
●電話対応
●接客対応
ここでお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、営業活動のほぼすべてがブランド体験になっているのです。
僕のお仕事もブランド体験の一貫なんだよ
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ロゴやホームページ、CMなどはある程度「こう思われたい」に基づき計画的に制作できます。ですが、人が関わる部分は、なかなか簡単には進みません。社内のスタッフが、ブランディングに関わっていない状態では、共通認識がなく「こう思われたい」ための行動ができないのです。
外向けにどれだけ良いことを言っていても、実際に商品を購入したりサービスを利用したときに「言っていること」と「やっていること」が違うと感じたら、消費者はそのブランドに対して「悪いイメージ」を持ってしまうのです。
これでは本末転倒、ブランディングの失敗です。
ブランディングが外向けの発信だけではない理由がここにあります。
本来ブランディングは、社内を巻き込みながら全員で「ブランドを作る」という意識を持って取り組む必要があるのです。
ブランド力が高まると、指名買いされるようになり、価格競争に巻き込まれることなく、
自分たちの提供する価値に見合った対価をいただけるようになります。
このようなブランドにはたくさんのファンが生まれ、継続的に商品が売れるだけではなく、
そこで働きたいと願う人が集まってきます。
そしてエンゲージメントの高いスタッフによる接客は、
さらなるブランドイメージの向上に繋がっていくのです。
このように、ブランディングは経営において大きなメリットがあります。
良質な物やサービスが溢れかえっている今だからこそ、
ブランド力を強化してファンを生み出していくことが求められます。
COLUMN
アプリコットデザインには創業当初から営業マンはいません。
創業当初からWEBを活用することに重点を置いて、これまで試行錯誤してきました。その結果、年間600件以上の問い合わせををこのホームページから得ています。ホームページという集客ツールを提供している私たち自身が、自社のホームページで集客できないのでは、お客様に自信を持ってオススメすることはできません。自社の実験から「WEBを活用して集客するためのノウハウを蓄積」した上で、誰よりもホームページの素晴らしさを知り、自信をもってお客様にご提供していきたいと考えます。
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私たちは仕事を通して、一人でも多くの人が未来に対する希望を描けるような、そんなワクワクする社会をつくっていきたいと思っています。
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